2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんの闘病後の夫婦生活を描いたマンガを紹介します。
41歳のときに子宮頸がんになったはたのさん。子宮頸がんになったことで、立ちはだかったのは夫婦生活の壁で6年間セックスレスになりました。はたのさんが夫であるケンジさんと出会った34年前のこと、はたのさんに「体の一部がなくなってもずーっと好き」と言っていたケンジさん。はたのさんが子宮頸がんにより子宮を全摘したことでその言葉は現実のものとなりました。※2021年のお話です。
夫の楽観的なひと言に激怒!
子宮頸がんの治療を終え、約5カ月ぶりに夫婦生活を再開したはたの有咲さん夫婦。問題なく夫婦生活ができると思っていたものの、激痛がはたのさんを襲いました。
いざおこなうと、なかなか濡れず、挿入時には激しい痛みが! 出血までしてしまい……。
子宮の全摘手術から2カ月がたち、夫婦生活を再開しても問題がなくなりました。夫のケンジから「そろそろいいよね?」と夫婦生活の誘いがありました。
夫婦生活後、ケンジが後始末をしてくれたのですが血が出ていたようで、私はがんが再発してしまうのではないかと不安になりました。婦人科で内診を受けましたが、傷口が開いたりしていることもなく異常はないとのことでした。
ケンジに問題がなかったことを伝えると「よかったやん。なんともなくて」と楽観的なひと言が。
そうじゃないでしょ! と私はケンジが私のことを何も考えていないように感じてしまいました。
子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルスは性行為から感染します。もし私がまたがんになってしまったらどうするの? また治療を受けることになるのに!
当時の私は自分の体のことで頭がいっぱいで、ケンジの気持ちを考えてあげられませんでした。そして私はケンジに向かって「もうヤラんといたらよかった!」と夫婦生活を拒否する発言をしました。
このことがきっかけで、私たちはこの後6年間レスになってしまったのです。
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はたの有咲さん夫婦はコミュニケーションのために夫婦生活をおこなったはずなのに、かえって夫婦仲を悪くしてしまいました。どうやって夫婦でコミュニケーションを取るのかは難しい問題ですよね。
■コミックス情報
「子宮頸がんとセックスレス」
著者:はたの有咲
定価:150円(税抜)
出版社:秋水社ORIGINAL
©︎はたの有咲/秋水社
著者/はたの 有咲
マンガ家で3姉妹の母。子宮頸がん(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。