日本財団(にっぽんざいだん)の取り組み
ゼロエミッションとは、「産業で生まれる廃棄物(はいきぶつ)=エミッション」をゼロにする、という考え方です。
廃棄物(はいきぶつ)が増えると、処理(しょり)するときに二酸化炭素(にさんかたんそ)がたくさん出るので、それを防(ふせ)ぐことが目的(もくてき)です。
このプロジェクトでは、2050年に船の分野で二酸化炭素(にさんかたんそ)が出る量(りょう)をゼロにするため、世界に先がけて水素(すいそ)を燃料(ねんりょう)にしたゼロエミッション船を開発し、実証実験(じっしょうじっけん)を行っています。
水素燃料電池船(すいそねんりょうでんちせん)のイメージ
このエネルギーの問題について私(わたし)たち一人一人ができることはなんでしょう?
その答えは、ぜひ自分で調べて、考えて、自分にできることから取り組んでみてください。
本や図書館、インターネットで調べてみよう!
電気は、どこでどのようにつくられているのか、調べてみよう
再生可能(さいせいかのう)エネルギーにはどんな種類(しゅるい)があるのか、それぞれの特徴(とくちょう)や課題(かだい)についても調べてみよう
日本がエネルギー資源(しげん)を海外にたよっていると、どんなときに困(こま)るのか考えてみよう
「エネルギーの問題」について学べるおすすめの本
出版(しゅっぱん):日経BP(にっけいびーぴー) 監修(かんしゅう):Looop(るーぷ) 絵(え):青山邦彦(あおやま・くにひこ)
『未来をつくる仕事がここにある 再生可能(さいせいかのう)エネルギー図鑑(ずかん)』(外部リンク)
街中(まちなか)のお店や工場、農園など、ふだん何気なく目にするところで活躍(かつやく)している太陽光発電などの再生可能(さいせいかのう)エネルギーにスポットを当てた1冊(さつ)です。
さまざまな場所で社会の役に立つ再生可能(さいせいかのう)エネルギーついて、小中学生にも分かりやすく絵本で表されています。
出版(しゅっぱん):河出書房新社(かわでしょぼうしんしゃ) 著者(ちょしゃ):ジャン=マルク・ジャンコヴィシ、クリストフ・ブラン 監訳(かんやく):古舘恒介(ふるたち・こうすけ) 訳(やく):芹澤恵(せりざわ・めぐみ)、高里ひろ(たかさと・ひろ)
『だれも教えてくれなかった エネルギー問題と気候変動(きこうへんどう)の本当の話』(外部リンク)
エネルギーの歴史(れきし)や問題点について、人気のマンガ家がエネルギー問題の専門家(せんもんか)から学ぶマンガ形式のストーリーで、フランスでベストセラーを記録(きろく)しました。
地球を人に、エネルギーをアイアンマンにたとえるなど、分かりやすくユーモアにあふれたマンガ表現で、エネルギー問題と気候変動(きこうへんどう)について学びを深めることができます。
まわりの人に話を聞いてみよう!
お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんに、子どものころのエネルギー事情(じじょう)について聞いてみよう。電気やガスはどうやってつくられていたのか、いつから家庭で使えるようになったのかなど、現在(げんざい)と比(くら)べてどんなちがいがあったか教えてもらおう
学校の先生に、再生可能(さいせいかのう)エネルギーのふきゅうを進めるために、どんなことが大切だと思うか聞いてみよう
自分にできることからやってみよう!
電気、ガス、水道の使い方を工夫(くふう)してみよう。こまめに電気を消したり、シャワーの時間を短くしたりして、エネルギーの節約(せつやく)につなげていこう
太陽光パネルや風力発電など、再生可能(さいせいかのう)エネルギーについて調べたことを、家族や友だちに伝(つた)えてみよう
自分で解決方法(かいけつほうほう)を見つけるのにおすすめ!
「次世代エネルギーパーク」とは、再生可能(さいせいかのう)エネルギーなど、これからの時代に合ったエネルギーに関(かん)する取り組みを、一般(いっぱん)の人々に見学・体験(たいけん)してもらうための施設(しせつ)です。
経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)資源(しげん)エネルギー庁(ちょう)によるプロジェクトの1つで、将来(しょうらい)のエネルギーのあり方についての理解(りかい)を深めることを目的(もくてき)として全国各地(ぜんこくかくち)につくられています。
オンラインで見られるガイドブックには施設(しせつ)の特徴(とくちょう)や見学(けんがく)コースなどについて、分かりやすくまとめられています。
“再(さい)エネ”=再生可能(さいせいかのう)エネルギーを子どもたちに身近に感じてもらうため、経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)資源(しげん)エネルギー庁が運営(うんえい)するウェブサイトです。
楽しみながら、将来(しょうらい)のエネルギーや環境(かんきょう)のために何ができるかを考えてもらうことを目的(もくてき)としています。
再(さい)エネについて理解(りかい)の助けとなる基礎知識(きそちしき)やデータ、グラフがたくさん見られるほか、動画で学べる「映画館(えいがかん):再(さい)エネシアター」やクイズやゲームが楽しめる「遊園地:再(さい)エネクイズ」などのコンテンツもあります。
エネルギー環境(かんきょう)デジタルライブラリー(外部リンク)
九州電力グループが運営(うんえい)する、エネルギーや環境(かんきょう)についてくわしく学べるインターネット上の図書館です。
小中学生向けのコンテンツは、学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)をもとに制作(せいさく)されているほか、エネルギーや環境(かんきょう)に関(かん)するゲームやテストといった体験型(たいけんがた)コンテンツ、動画など、小学生から社会人まではば広い年齢(ねんれい)の人たちが楽しみながら学習できるようになっています。
[参考文献]
United Nations SDGs Report 2023「7.Affordable and clean energy」(外部リンク)
国連広報センター「手ごろな価格のクリーン・エネルギーの普及はなぜ大切か」(PDF/外部リンク)
世界エネルギー・気候統計ー年鑑2023「国内の電力消費量」(外部リンク)
経済産業省 資源エネルギー庁「エネルギー自給率の推移」(外部リンク)
特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所「国内の2022年度の自然エネルギー電力の割合と導入状況(速報)」(外部リンク)