再審査で通る可能性もある!

入居審査に落ちてしまった場合でも、再審査で通る可能性があります。
審査に落ちるパターンは、大きく2種類に分けられます。
1つは再審査の余地があるパターンです。
この場合には、再審査をすることで通る可能性があります。
もう1つは再審査不可のパターンです。
再審査不可だった場合には、落ちた保証会社では再審査をしても通ることはありません。
また、保証会社の入居者審査ではなくオーナーの入居審査に落ちた場合にも、再審査をしても通る可能性があります。
再審査で通る可能性があるのは、保証会社が再審査の余地があると判断した場合です。
そのため、どのような理由で審査に落ちたのかを理解することも重要となります。

保証会社を変えて再審査をする

再審査の余地があり、保証会社を変えて審査をする場合には、保証会社にはどのような会社があるのかを知っておく必要もあります。
保証会社は、大手企業・不動産会社が運営している「独立系保証会社」と消費者金融会社・クレジットカード会社が運営している「信販系保証会社」に分けられます。
もし、信販系保証会社の審査で落ちたのであれば、独立系保証会社で再審査をしてみてください。
独立系保証会社の審査に落ちたのであれば、信販系の保証会社で再審査をしてみてください。
信販系の保証会社の審査は最も審査基準が厳しいため、信販系の保証会社の審査で落ちた場合には、信用情報に問題がある場合が考えられます。

連帯保証人を変えて再審査をする

連帯保証人が必要なプランの場合、連帯保証人となった人に問題がある場合にも審査で落とされることがあります。
例えば、連帯保証人が高齢だったり、若すぎたり、年収に問題があったり、2親等以内の親族ではないなどの原因が考えられます。
そのような場合には、連帯保証人を変えるだけで再審査に通る可能性があります。
保証料は高くなってしまいますが、連帯保証人が必要ないプランに変えて再審査をする手も有効です。
連帯保証人が必要ないプランなら、万が一の際にも周りの人に迷惑をかける心配もありません。

プランを変えて再審査をする

保証人なしのプランや保証人ありのプランに変更したり、保証人が高いプランに変更したりすることでも、再審査に通ることもあります。
保証会社にプランの変更を打診されたら、変更を検討してみるのも良いかもしれません。

本人情報を細かく伝えて再審査をする

勤務地を調べても、その会社の詳しい情報が分からない場合や勤務期間が短い場合などは、情報不足により審査で落とされてしまうケースも少なくありません。
そのような場合には、預金額や勤務先の詳細などを伝えることで再審査に通る可能性があります。
情報不足により判断が難しいと判断されただけのため、正直に伝えれば問題ないケースが多いです。

オーナーの審査に落ちた場合は同物件の他の部屋で再審査をする

支払い能力を不安視されてオーナーの審査に落ちた場合でも、再審査に通る可能性があります。
例えば、同物件内の家賃が低い部屋なら支払い能力に問題がないと判断された場合などです。
こういった場合には、同物件内の家賃が低い他の部屋で再審査をしてみてください。

(広告の後にも続きます)

賃貸契約の審査で落ちないようにするための対処法

審査に落ちる可能性がある場合には、賃貸契約の審査に落ちないよう、あらかじめ対策をとっておくことも大切です。
どのように対処すれば良いのか、対処法をご紹介します。

言葉遣いや身だしなみに気を付けて不動産屋に行く

不動産屋に行く際は、言葉遣いや身だしなみに気を付ける必要があります。
なぜなら、言葉遣いが悪かったり清潔感を感じられない服装をしていたりすると、不動産会社の人に「この人に貸して大丈夫かな?」と思われてしまう可能性があるからです。
入居に当たって収入に問題がないとしても、「入居後にトラブルを起こしそう」「貸したくないな」と思われると審査で落とされてしまうかもしれません。
そうならないよう、言葉遣いや身だしなみに気を付けて不動産会社に行きましょう。
また、メールや電話で連絡をとる際も敬語を使って相手に悪い印象を与えないように気を付けるとベストです。

カップルが同棲する場合は続柄の記載欄に婚約者と記入する

同棲の審査に落ちる可能性は15%と意外と高く、一緒に住みたくてもなかなか審査に受からないというカップルもいます。
カップルが同棲する場合、続柄を「同居人」もしくは「婚約者」として記入します。
同居人と記載した場合は、相手との関係性が弱く、早めに契約解消する可能性があるので審査に落ちやすくなってしまうのです。
そのため、結婚を前向きに検討しているカップルが同棲する場合には、続柄の記載欄に「婚約者」と記入すると入居しやすくなります。
大家さんからの信用度が高まり、審査で落ちにくくなるのです。

無職の場合は残高や就職の意思をアピールしておく

無職でもお金を充分に持っているなら、家賃2年分の預貯金があることを伝えるのも有効です。
無職だとその時点で審査に落ちやすいですが、預貯金審査で物件を借りられるケースがあるからです。
また、就職の意思があることも伝えておくとベストです。
大東建託やレオパレスといった様々な不動産会社で預貯金審査を受け付けています。
預貯金審査の基準は不動産会社によって異なるので、預貯金がいくらあれば審査に通るのか調べておくことをおすすめします。

正社員として働く

仕事をしていない人やアルバイトをしている人は、以前より審査に通りやすくなっているものの、やはり正社員と比較すると通りにくいと言えます。
そのため、契約前に正社員として働いてから賃貸契約を結ぶ手も有効です。
正社員になることで、60%以上審査に通りやすくなります。
また、夜勤がある仕事や水商売などの仕事をしている場合、他の入居者と生活リズムがずれて騒音トラブルになることがあります。
そのため、夜勤がある仕事や水商売をしている場合も審査に落ちやすくなってしまうので、注意が必要です。

手取り1/3までの物件を契約する

正社員かつ信用情報に問題がなくても、家賃が手取りの1/3を超えていると審査に落ちる可能性があります。
収入に対して家賃が高いと審査に落ちやすくなるため、物件を探す時は手取りの1/3ほどの物件を選んでください。

連帯保証人を付ける場合は2親等以内の収入が安定している親族に依頼する

入居審査時に連帯保証人を付ける場合にもポイントがあります。
連帯保証人の収入や雇用形態も審査の対象となるため、正社員で働いていて収入が安定している2親等以内の親族に依頼をしましょう。
年金暮らしの祖母や祖父に依頼するよりも、両親や兄弟に依頼をした方が審査に落ちにくいです。

借金や滞納歴がある場合には不動産会社に相談する

滞納歴がある場合には、それだけで支払い能力が低いと判断されて審査に落ちやすくなってしまいます。
そのため、審査の前に不動産会社に相談をしてみてください。
審査に通りやすい物件を探してもらえます。
滞納歴は5年ほど経過するとその記録が削除されます。
審査に落ちてしまう場合には、滞納歴が消えるのを待ってから自分で契約を結ぶことを検討するのも良いでしょう。
借金がある場合には、車やカードのローンが理由で入居審査に落ちるケースは低いです。
しかし、審査が厳しい保証会社の場合には稀に落ちることがあります。
その場合には、審査が厳しくない物件を紹介してもらってください。
どちらの場合にも、不動産会社に相談をして審査に通りやすい物件を選ぶことをおすすめします。

勤続年数が短い場合には転職前に賃貸契約をするか半年経つまで待つ

正社員で働いていても、勤続年数が短い場合に審査に落ちてしまうことがあります。
そのため、最低でも勤続年数が半年経ってから入居審査をしてもらった方が良いです。
また、転職で引っ越す場合には仕事を辞める前に賃貸契約をすることを推奨します。
勤続年数が長ければ、入居審査に落ちる可能性を抑えられますし、転職してから契約するまで半年待つ必要もありません。
要は、収入が安定している時や収入が安定してから契約をしましょう。

賃貸物件を契約する際は、入居審査があります。
その審査に通らなければ入居することはできません。
審査の基準は保証会社やオーナーによって様々なため、どのようなことが原因で落とされやすいのかを理解し、その対策をすることが重要です。
今回紹介したポイントを抑えて、自分に合う物件を探してみてください。
審査に落ちてしまった場合には、連帯保証人を付けて再審査をしたり保証会社を変えて再審査をしたりすることができます。
再審査で通ることもあるので、参考にしてみてください。