2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんの闘病後の夫婦生活を描いたマンガを紹介します。
41歳のときに子宮頸がんになったはたのさん。子宮頸がんの治療を終え、約5カ月ぶりに夫婦生活を再開することに。子宮の全摘手術を受けて腟の一部を切り取り、以前よりも短くなっていることから恐怖心があったものの、治療は無事に終わっていたので問題なく夫婦生活ができると思っていたのですが……。※2021年のお話です。
私にとって苦痛だけのものだった
約5カ月ぶりの夫婦生活で激痛が走り、出血してしまったはたのさん。がんの再発が心配で婦人科で内診してもらった結果、問題はないとのこと。それを聞いた夫であるケンジは「よかったやん。なんともなくて」と楽観的な発言。その発言でケンジがはたのさんのことを何も感じていないように思い、夫婦生活を拒否する発言を……。それがきっかけで、6年間セックスレスになりました。
子宮頸がんになる前までは、それなりに夫婦生活が順調だったのですが……。
私たち夫婦はこれまでレスとは無縁で、それなりに夫婦生活もありました。しかし、私が子宮頸がんになったことをきっかけに、夫婦生活は変化しました。
子宮頸がんの治療後、初めておこなった夫婦生活で痛み、出血がありました。そして、私はがんが再発するのではないかと不安もあり、夫とは距離を置くことになってしまいました。
その翌年、ケンジからまた夫婦生活の誘いがありました。ケンジにはたくさん支えてもらったし、少しは気持ちに応えてあげたいと思いました。
出血はなかったものの、なかなか濡れないし挿入されると痛い! ケンジとの夫婦生活は、私にとって苦痛になってしまいました……。
ケンジは私に気をつかっているのか、夫婦生活は1年に1回と決めているようでした。それについて私は申し訳ないと思うものの、がんの再発が怖いという気持ちが強くありました。
そういった気持ちのすれ違いから、私たち夫婦の関係は冷え込んでいくことになりました。
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夫婦にとって夫婦生活は避けては通れない道。はたのさん夫婦がお互いの気持ちを尊重しながら、自分たちに合う夫婦生活のスタイルを見つけられるといいですね。
■コミックス情報
「子宮頸がんとセックスレス」
著者:はたの有咲
定価:150円(税抜)
出版社:秋水社ORIGINAL
©︎はたの有咲/秋水社
著者/はたの 有咲
マンガ家で3姉妹の母。子宮頸がん(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。