除草剤には2種類ある


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芝生に生えた雑草は抜きにくく、特に地下茎で増える雑草への対処は大変です。そのような場合は除草剤が活用できますが、薬剤の特徴を知らずに使ってしまうと効果が半減してしまう上に、芝生自体を枯らしてしまう恐れもあります。ここでは、除草剤の種類について解説したいと思います。

茎葉処理剤


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茎葉処理剤とは植物の茎や葉に薬剤が付着し、効果を表すタイプの除草剤です。噴霧器などを使って雑草自体に直接かけて使用し、茎葉から薬剤が吸収されるため、雑草の成長期にあたる時期のほうが高い効果が得られます。また散布後に雨や水やりなどで薬剤が流れてしまうと効果が弱くなるので、天候などにも気をつけましょう。

土壌処理剤


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土壌処理剤は、枯らしたい雑草の周囲の土壌にまいて、除草成分を含む土壌層を作ります。やがて雑草がその薬剤を根から吸収し効果を表すタイプの除草剤です。薬効成分を含む土壌層はある程度の期間は維持されるため、茎葉処理剤と比べて長期間の除草効果が得られます。しかしながら根から吸収されるので、効果が表れるまで時間がかかります。

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除草剤を使うときのポイント


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除草剤は使い方によっては必要としている植物を枯らしてしまったり、時には人体へ害を及ぼしたりする場合もあります。適切な使用をしてこそ有益なものなので、事前にポイントをしっかりと把握しておきましょう。ここでは、そのポイントについて解説します。

安全対策


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周囲に人がいないことを確認した上で、まずは自分に除草剤がかからない、または吸い込まないよう防護服やマスク、手袋などを必ず着用しましょう。噴霧器などを使用し、拡散する可能性のある場合は、周辺へ害が及ばないよう風のない日に行いましょう。作業後は使用した物をしっかり洗いましょう。

除草剤をまく時期


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茎葉処理剤は、雑草が発芽し、出そろった時期に散布することで大幅に個体数を減らすことができます。また各雑草の成長期に散布することで、より高い効果が得られます。土壌処理剤は効果が表れるまで多少時間がかかるため、雑草の繁茂する少し前(夏前と秋頃)に散布することで長期に渡って効果が得られます。