パントリーの間取り実例3選|メリットや失敗しない決め方も解説

パントリーのある間取りのメリット4つ

パントリーのある間取りには、主に以下の4つのメリットがあります。

・メリット1.収納にゆとりが生まれる
・メリット2.キッチン周りの整理整頓がしやすい
・メリット3.非常時のための備蓄ができる
・メリット4.節約につながる

それぞれくわしく見ていきましょう。

 

メリット1.収納にゆとりが生まれる

メリットの1つ目は、収納にゆとりが生まれることです。特にキッチンに関連するものの収納にゆとりが生まれます。

たとえば、衣類や本などは寝室やリビングのクローゼットに収納できますが、食品や食器だとそうはいきません。キッチンの近くに置いておかないと、使う際にも不便です。

その点、パントリーを設けるとキッチン関連用品をまとめて収納できます。

 

メリット2.キッチン周りの整理整頓がしやすい

キッチン周りの整理整頓がしやすいことも、メリットとして挙げられます。パントリーを設置すれば、食品や食器、調理器具などを1か所にまとめられるためです。

パントリーを設けなくても、食器棚などの収納を設ける方法があります。しかし、収納家具を置くとキッチンのスペースが手狭になってしまうでしょう。

パントリーを設けることで、整理整頓がしやすく、広くて使いやすいキッチンの確保が可能です。

 

メリット3.非常時のための備蓄ができる

非常時のための備蓄が行いやすいのも、パントリーを設けるメリットです。

非常時の備蓄とは、たとえば長期保存できる食料やペットボトルの水などです。これらの備蓄品は、場所を取るうえに、非常時に備えて長期間置いておく場所を確保しなければなりません。

このような備蓄品を、普段の生活で邪魔にならないよう保管するために、パントリーは最適です。

 

メリット4.節約につながる

パントリーを設けると、節約にもなります。買いだめができるためです。

たとえば、日用品などが安売りの際にまとめて購入しても、パントリーがあれば収納場所に困りません。ストックがあれば、災害時や体調を崩したときにも安心でしょう。

保管する場所の心配なくストックでき、安いときにまとめ買いができるため、節約につながるのです。

 

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パントリーのある間取りのデメリット3つ

多くのものを収納できて便利なパントリーにも、以下のようなデメリットがあります。

・デメリット1.ほかのスペースを圧迫しかねない
・デメリット2.動線によっては使いづらくなる
・デメリット3.買いすぎにつながりかねない

デメリットについても理解して、パントリーを設けるべきか検討しましょう。

 

デメリット1.ほかのスペースを圧迫しかねない

パントリーのデメリットは、ほかのスペースを圧迫しかねない点です。

特にウォークインタイプやウォークスルータイプのパントリーは、専用のスペースを確保しする必要があります。そのため、リビングや個室の間取りを圧迫してそれぞれの部屋が手狭になる場合があります。

このように、パントリーは一定のスペースを要するため、家全体の間取りを踏まえて設置すべきか検討するといいでしょう。

 

デメリット2.動線によっては使いづらくなる

パントリーのデメリットの2つ目は、動線によっては使いづらくなることです。

具体的には、パントリーを設けたことでキッチンと浴室・洗濯スペースなど、水回り同士が離れてしまい、動線が不便になるケースが挙げられます。

一方で、ウォークスルータイプを上手く取り入れるなど、間取り次第では家事効率を上げることも可能です。

パントリーの配置や大きさは、間取り図を見ながら家事動線を踏まえて検討するといいでしょう。

 

デメリット3.買いすぎにつながりかねない

パントリーを設けると、買いすぎにつながりかねません。たとえば、パントリーが整理できていないと、何があって何がないのかがわかりにくくなるためです。

また、収納スペースに余裕があることで、とりあえず購入しておこうという考えも働きます。そのため、同じものを何度も購入してしまうケースもあり得ます。

特に食品では消費期限が切れて無駄にしてしまう場合も考えられるため、注意が必要です。