センスが光る手づくり&小物あしらいにもクローズアップ!
ここでは、随所に見られる細かい小技をご紹介。見逃せないシーンであふれています。
■ストーンワーク 敷く・並べる
スモールガーデンでも、多様な石づかいで、飽きのこない風景を作ることができます。
シェッドの前は細長い石を並べ(右)、塀の前の細い園路にはピンコロ風の石を採用(左)。
以前敷いていた固まる砂を剥がした時に発生した塊が、コッツウォルズストーンのような形をしていたので、それを並べて再利用。草花と併せて、軽やかさを維持しながらナチュラルな雰囲気に。
■ディスプレイ
あちこちのシーンにアクセントを作り、見応えを出しています。スモールガーデンに合わせたサイズに手作りしたアイテムがいっぱい。
左・中/スペースにピッタリのベンチはご主人と一緒に作りました。傍らにガーゴイルを配し、さながらイギリスの庭園のワンシーンのよう。
右/スタイロフォームを組み、ダークグレーにペイントして作った、石柱のような花台。
左/レンガをざっくりと積んだ上に置いたコーンのオーナメント。苔をのせて、時間の経過を感じさせるように見せています。
中/小さなバードバスで、水のきらめきをプラス。花がたくさんある時期は、摘んで浮かべて楽しみます。
右/ハート形のワイヤーにアイビーを誘引。「丈夫なので数年放ったらかしです」と根本さん。
■フェンスで仕切る
小さな空間でもシーンの切り替えは必要。立体感を出すのにも有効です。
バラ‘レイニーブルー’をからませたフェンスの隣に設置したアイアンフェンス。透け感を維持するためには、程よく華奢なものが◎。
フェンスは飾ったり絡ませたりして、表情を豊かに見せることが大切。
■エイジング加工で色を塗る
ガーデンの雰囲気に合わないものは、「グレーに塗ってダークな色でほんのり汚れをつける」加工を自ら施し、空間に統一感を出しています。
アーチの下のフェンスもエイジング加工。根本さんがつくったステンシルのプレートがアクセントに。
板塀に設けたニッチに飾ったキューピッドにもペイント。
左/にぎやかな色のピックの棒を取り外し、ペイントした小さな動物オーナメント。
右/セアノサスを植えるコンテナは大きいので、テラコッタなどでは重くなりますが、軽いプラスチック製のものを用いてペイントすることで、問題をクリア。
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スモールガーデンを彩るバラ&クレマチス
根本さんの普段のお世話は、冬に寒肥で牛糞や油粕、カリ有機肥料を施すのみで、お礼肥は様子を見て。消毒は2~3週間に1度行っています。庭を彩る美しいバラとクレマチスを一部ご紹介します。
まずはバラから。
左上から時計回りに、‘レイニーブルー’、‘ジャスミーナ’、 ‘アイスバーグ’、ロサ・ムリガニー。
左上から時計回りに、‘パシュミナ’、‘フランボワーズ・バニーユ’、‘ロマンティック・レース’、‘ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール’。
続いてクレマチスもご紹介。
左上から時計回りに、‘マリア・コーネリア’ 、‘マーガレット・ハント’、‘白万重’、‘ワーレンバーグ’。
左上から時計回りに、‘ロマンティカ’、‘シーボルディー’、 ‘カイウ’、‘篭口’。