平屋に廊下を設置するメリット・デメリット
近年は、家づくりで平屋を選択する方も増えてきています。平屋の場合スペースを有効活用するために廊下を設置するか迷う方もいるでしょう。ここでは、平屋に廊下を設置するメリット・デメリットをご紹介します。
廊下を設置するメリット
平屋は、居住スペースの音やニオイが伝わりやすいといった特徴があります。そのため、廊下を設置することで音やニオイ対策につなげることができます。また、廊下を設置することで部屋と部屋の距離が離れるため、プライバシーが確保しやすく、ほどよい距離感が生まれ、居心地よく感じられるでしょう。
また、動線が生まれるため、リビングから直接トイレや洗面所に移動するといったことがなくなります。スペースに限りがある場合でも、廊下に収納や洗面台を設けるといった工夫も可能です。
廊下を設置するデメリット
平屋に廊下を設置するデメリットとしては、居住スペースが狭くなることや、建築費用が高くなる可能性があることなどが挙げられます。平屋は、2階部分のスペースがない分、確保できる居住スペースに限りがあります。廊下を設置すればその分部屋の面積や収納が減ってしまうため、狭く感じてしまう可能性があるでしょう。
また、建築費用は坪単価×坪数で計算されるため、廊下を設置して坪数が大きくなると、その分建築コストも高くなってしまいます。廊下をなくして坪数を小さくすれば、建築費用を抑えることができます。
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【導入実例】風通し抜群の廊下のない平屋
平屋の家づくりにおいて、廊下を設置しなかった実例も。廊下のない平屋は、家全体の面積効率を上げ、建築費用を抑えられるだけでなく、快適な住まいを実現しやすいといったメリットもあります。
廊下を設置すると、採光や通風が遮られてしまう場合があります。一方で廊下がなければ風通しがよく、開放感のある居心地のよい住まいになるでしょう。限りある面積でも、間取りを工夫すれば音やニオイが気にならず、動線をスムーズにすることも可能です。
もちろん、上記でもご紹介したように、平屋に廊下を設置するメリットもあります。平屋に廊下を設置するかどうか迷っている方は、実際に廊下を設けていない平屋の見学会に参加してみてください。実際の平屋を見学することで、廊下を設置するメリットやデメリットを実感できるでしょう。