茎葉全体が白いうぶ毛に覆われ、シルバーリーフとしても美しいリクニス・コロナリア。細い茎葉を多数伸ばして茂るすらっとした株姿も美しく、花壇にボリューム感を出すのに一役買ってくれます。晩春から初夏にかけて庭を彩るリクニス・コロナリアについて、特徴や基本的な育て方など、幅広くご紹介します。
リクニス・コロナリアの基本情報
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植物名:リクニス・コロナリア
学名:Lychnis coronaria (Silene coronaria)
英名:Rose Campion、Rabbit’s Ears、Crown Pink、Mullein Pink
和名:スイセンノウ(酔仙翁)
その他の名前:フランネルソウ、ローズキャンピオン、シレネ・コロナリア
科名:ナデシコ科
属名:センノウ属
原産地:ヨーロッパ南東部
分類:宿根草(多年草)、二年草
リクニス・コロナリアは、ナデシコ科センノウ属の多年草です。原産地は主にヨーロッパ南東部。寒さには大変強いのですが、高温多湿には弱い性質です。多年草に分類されていますが、日本の湿気が多い夏の暑さに耐えられずに夏越しできないことも多く、二年草として扱われることも。しかし、こぼれ種で増えるほど種まきが容易なので、暑さが厳しい地域では多年草と捉えずに、毎年種まきをして更新するのも一案です。
リクニス・コロナリアの学名はLychnis coronaria (Silene coronaria)。別名には、フランネルソウ、ローズキャンピオン、シレネ・コロナリアなどがあります。日本には江戸末期に伝わったとされ、和名は酔仙翁(すいせんのう)です。
草丈は60〜100cmで、花壇の中ほどから後方向き。開花期は5〜7月で、花色は赤、ピンク、白、複色などがあります。
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リクニス・コロナリアの花や葉の特徴
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リクニス・コロナリアは、茎葉全体が白いうぶ毛に覆われており、触ると柔らかな質感です。シルバーがかった茎葉は明るい印象で、カラーリーフプランツとしても重宝します。耐寒性が強く、常緑性のため一年を通して観賞できます。
花は花径2〜3cmほどの5弁花。一つひとつの花は大きくはありませんが、よく分枝して次々に咲くため開花時は大変華やかで、存在感が増します。