化粧品の世界でも、環境への配慮はもはやスタンダード。不要とされていたものから価値あるものを生み出す“アップサイクル”や、製造過程の透明性を高めた “クリーン処方”の最新事情をレポート。見た目のみならず、心の美しさまで高める、新たな美容習慣へ切り替えるなら、今。
SHIRO
倉庫に眠る香料で新たなフレグランスを生み出す
昆布の食用に適さない部分を活用するところからスキンケア開発を始めた「SHIRO」は、昆布や酒粕といったアップサイクル素材の活用や、包装の省資源化を早くから手がけてきたブランドのひとつ。今年は、残資材や残香料を利用した新たなものづくりをスタート。製品開発の過程で生じる余った香料や容器を活用し、3種の香りのコレクションを展開している。ハンドクリーム、ヘアプロダクト、ファブリックケアからボディケアまで幅広くラインナップ。限りある素材で作る、今だけの香りはまさに一期一会。製品を作ったあとのことまで配慮する、という発想は、これからのものづくりに求められる姿勢のひとつ。新たな取り組みをきっかけに、化粧品の選び方を一度見直してみたい。
柔らかく甘酸っぱい香りのハンドクリーム。
SHIRO ゼロサボン ハンドクリーム 15g ¥1,320/SHIRO
エレガントさと爽やかさを併せ持つフローラルノート。
SHIRO ゼロホワイトリリー ヘアミスト 80mL ¥3,201/SHIRO
果実味を添えたティーノートをウッディな温かさで包み込んで。
SHIRO ゼロホワイトティー オイルインボディローション 80mL ¥3,850(すべて限定発売)/SHIRO
エルメスのバスラインから新作。一部製品がサステナブルなガラス容器に
水原希子が今、自然派ブランド「キークス」を立ち上げる理由