昨年は、世界の平均気温が観測史上最も暑い年となり、「地球沸騰化」という言葉が世の中を席巻。地球の未来に対する危機感がますます高まる中、ファッションやビューティの分野でも、環境負荷の軽減や生物多様性を重視した取り組みが加速中だ。それぞれのブランドが目指す未来に注目し、意識をより身近なものに!
コーチトピア
創造性あふれる循環型ブランド「コーチトピア」
「コーチ」は昨年、サーキュラークラフト(循環型ものづくり)に焦点を当てた新ブランド「Coachtopia(コーチトピア)」を誕生させた。レザーに関する高いノウハウを生かし、廃棄物から製品を作り、何度もリサイクルできるようデザイン。環境問題に意識の高いZ世代のクリエイターなどを中心としたコミュニティと協力して開発を行っている。この春はAnna Molinari、 Tade Kayode-Newman、Zizi ZengそしてSabrina Lauの4人の若手サステナブル・デザイナーとタッグを組み、在庫として残ったアイテムをアップサイクルして新たに世に送り出す“Upcycle Life(アップサイクル ライフ)”を始動。シグネチャーバッグ“Ergo(エルゴ)”を手作業で特別なアイテムへとアップデートさせた。
Anna Molinari
ニューヨークの若きデザイナー、Anna Molinariは、廃材を活用するデザインが特徴。今回は、50%以上がレザーのはぎれからリサイクルされた素材“ペブル Coachtopiaレザー”を使用。メタルのグロメット(ハトメ)をあしらい、エッジィなスパイスを加えた。
バッグ[W30.5×H25×D7.5cm]¥66,000(コーチトピア/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
Tade Kayode-Newman
イギリスを拠点にエシカルなハンドメイド・ブランド「Tadeleye」を展開するデザイナーのTade Kayode-Newman。100%リサイクルPETプラスチック(R-PET)製のスパイクをハンドルにあしらい、ロックなテイストを表現。
バッグ[W30.5×H25×D7.5cm]¥60,500(コーチトピア/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
Zizi Zeng
上海在住でニューヨークをベースにブロガーとして活躍するZizi Zengは、Fashion Institute of Technologyに在籍する学生。レザーのはぎれをリサイクルし、しわ加工を施した“パテント Coachtopiaレザー”を使用し、再利用によるレースのリボンをあしらってスイートに。
バッグ[W30.5×H25×D7.5cm]¥60,500(コーチトピア/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
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