家族全員が足を10カ所以上虫に刺されてしまい、猛烈なかゆみに襲われました。虫刺されの薬を塗ったものの、刺されたところがだんだん赤く腫れ上がり、かゆみに加えて痛みも感じるように……。1週間ほどたっても良くならず病院を受診したところ、蚊による虫刺されではなかったのです。家族を襲った猛烈なかゆみの体験談を紹介します。

朝起きると足に大量の虫刺されが!



5月中旬のこと。夜中に足の猛烈なかゆみで目が覚め、半分寝ぼけつつも足をかきむしりながら朝を迎えました。暗闇ではわかりませんでしたが、朝起きると、両足の膝から足の甲にかけて、それぞれ10カ所以上も虫に刺されていました。しかも、私だけではなく夫や子どもも同じように、両足とも大量に刺されていたのです。

夜中に蚊が部屋の中に紛れ込んだのかもしれないね……と話し、すぐにドラッグストアへ向かい、即効性のある蚊取りスプレーを購入。以前、皮膚科で虫刺されのときに塗るといいですよ、と渡された塗り薬があったため、かゆみのひどいところは塗り薬で対応。普段ならばこれでかゆみが治まるのですが、今回はなかなか治まらず、子どもも足がかゆすぎるとグズるほど。夫は仕事中も大変だったらしく、いつもよりひどい虫刺されだねと家族で話していました。

そして翌朝、なんとさらに足に虫刺されが増えており、かゆみも倍増! これは蚊ではなく、ダニか何かにかまれたのかも……と、シーツやタオルケットなど寝具をすべて丸洗いし、部屋には入念に掃除機をかけました。その夜は虫に刺されることはありませんでしたが、かゆみは続いており、夜中に夫や子どもは寝ながら足をボリボリとかきむしっていました。

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かゆみの原因はもらいものだった



かゆみが治まらないまま3日ほどたち、虫刺されがいつもの蚊に刺された痕とは少し違うことに気が付きました。蚊に刺されたときは、かゆみを伴う腫れがあるものの薬を塗ると治まるのですが、今回は赤く炎症を起こしたようになり、かゆみだけでなく次第に痛みもプラスされてきたのです。

特に子どもは、肌が強いほうではないため、膝下が虫刺されの痕で真っ赤になり、とてもかわいそうな状態になっていたのです。さらに、家にある塗り薬では対応できないと思い、皮膚科を受診しました。

私と子どもの虫刺されの痕を見た先生は、ダニかノミにかまれたのではないかと話しました。これまでそういうことがなかったため、どこから紛れ込んだのだろうか……と疑問に思っていたのですが、ふと子どもが義実家から持って帰ってきたぬいぐるみのことを思い出しました。義実家では猫を飼っているため、もしかしたらそのぬいぐるみに猫ノミが付いたまま、わが家にノミが紛れ込んだのかもしれないと先生に話すと、「おそらくそうですね」という返答。

皮膚科では、家にあるものより強めのステロイド薬を処方してもらい、指導された通りに患部に塗っていると、3日ほどで虫刺されのかゆみや腫れは治まりました。