文具のとびら編集部

東京・銀座の伊東屋本店は、会場でさまざまなインクを試すことができる人気イベント「INK.Ink.ink! 2024」を2024年7月3日(水)まで開催中(関連記事)。会期中は、インクをさらに楽しむためのワークショップ「INK-special time-」をK.Itoya 3Fのワークショップスペースで行っている。6月25日(火)には、パイロットコーポレーションの人気万年筆インク「色彩雫(いろしずく)」のボトルを使ってハーバリウム(植物標本)を作る「インクリウム」のワークショップを行った(6月28日と7月2日にも実施)。

「色彩雫」のインクも使って作品作り

「色彩雫」は、パイロットコーポレーションが2007年から発売している日本の美しい情景をモチーフにした万年筆インクで、今日の万年筆インクブームのきっかけとなったパイオニア的存在だ。同社は2024年から、「色彩雫」の空きボトルを再利用したハーバリウム作りを提案している。そして今回、初の試みとして、実際に「色彩雫」のインクも使った“インクリウム”作りに挑戦した。


「色彩雫」全24色のボトルを使ったインクリウム作品例

ワークショップは、①10:30-11:30 / ②11:50-12:50 / ③14:00-15:00 / ④15:20-16:20 / ⑤16:40-17:40 / ⑥18:00-19:00の6回実施。女性のみならず、「色彩雫」ファンという男性の参加者もいたそうで、皆楽しんで作品作りを行った。


ボトルの中に入れるパーツ類も豊富に用意

作り方は、まずボトルにイオン交換水を入れる。普通の水道水ではなくてイオン交換水を使うのは、インクがにじみにくくきれいに映えること、そして変色しにくいからだという。ちなみに、イオン交換水はネット通販などで手軽に入手できるそうだ。そしてインクを数滴注入。入れるインクは好みの量でいいそうだ。中に入れるパーツ類は、いきなりボトルに入れるのではなくて、選んだパーツを前に並べてイメージトレーニングしてからの方がよいとのこと。中にパーツを配置し終わったら、オイルを注いで完成。

写真の作品に使われているインク色は「翠玉」

作ったインクリウムを持ち帰るためのボックスが用意されているのもうれしいポイント。実際に「色彩雫」で使っているボックスに、イベント特製のラベルを貼っている。

慣れれば20分ほどで作品作りができるそうで、「自分の好きなイメージで、楽しんで作って下さい」という。
このワークショップは、6月28日(金)と7月2日(火)の2日(各6回)行われるので、興味のある方はこちらから申し込んでください(参加費は税込2,750円)。

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