当時50代前半だった友人の話です。友人はもうすぐ、娘の結婚式がおこなわれることを楽しみにしていました。しかし、娘の叔母にあたる自分の姉から、娘に関するショックな情報を聞かされます。それを聞いて、知人はせっかく楽しみにしていた娘の結婚式に行く気がしなくなってしまいました。知人は娘の結婚式に無事行けたのか……? 娘本人から聞いていない情報をうのみにして反省した出来事です。

結婚していなかった娘の結婚報告に歓喜

友人には3人の娘がいます。長女と三女は20代前半で結婚し出産したものの、次女だけは20代後半になっても結婚していませんでした。友人本人も結婚や出産が早かったことから、次女がまだ結婚していないことを心配していたようです。

また、次女は仕事も忙しく、あまり恋愛の話をするタイプでもなかったので、遠く離れて1人暮らしをしている次女から彼氏がいるのかを聞くことができなかったそう。しかし、長女や三女からの情報で、次女に1年ほど交際している彼氏がいることはなんとなく知っていました。次女は、その彼氏と同棲も始めていたそうです。

ある日、友人は次女からついに結婚するといううれしい知らせを受けました。「結婚式までに痩せないと!」と、次女の結婚式に喜びを隠せないようでした。

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娘が言っていたことにショックを隠し切れない

しばらくたったある日、友人が暗い表情をしていたため、どうしたのか尋ねてみると「○○(次女)のことでね、ショックなことがあって……」と言います。あと2週間後に結婚式を控えている娘との間に何かあったようです。

続けて友人が「私の姉から聞いたんだけど、○○(次女)の専門学校時代のお金は長女が全部払ってくれたんだ、と〇〇(次女)が私の姉に言ったそうなの」と言いました。知人はシングルマザーで3人の娘を育てていたため、お金にあまり余裕がありませんでした。そして、姉から「あなた、長女に学費を全部払わせたの? ひどい親ね!」と言われ傷ついたよう。

次女は高校を卒業するときに、専門学校に進学することが決まっていました。しかし、専門学校ともなると高額な学費が必要です。当時、すでに働いていた長女が「私も妹のために少しなら学費出すよ」と言ってくれたので、長女にも援助してもらって次女の学費を2人で支払いました。

たしかに長女に学費を負担してもらったけど、なぜ次女は私の姉に長女だけが払ったように話したのか、母親としてショックだったそう。その結果、知人は結婚式に乗り気ではなくなってしまったのです。