誤解が溶けて娘のウェディング姿に涙
結婚式まであと1週間前のある日、かなり落ち込んでいた友人に次女から連絡がありました。そこで、つい「結婚式に行く気になれない」と言ってしまったのです。次女から「なぜ?」と聞かれましたが、そのときはそれ以上答えずに話が終わったそう。しかし、母の様子がおかしいと察した次女が長女に連絡を取り、長女から友人に連絡がありました。そして、友人は結婚式に行きたくない理由を長女に正直に話しました。
話を聞き終わった長女が「それって〇〇(次女)が本当に叔母さんに言ったのかな? 話したことって、人によって受け取り方も変わるし、叔母さんがちょっと勘違いしてるんじゃない? 〇〇(次女)から直接話を聞いてみたら?」と言われたそう。
友人は気乗りしなかったものの、次女から「お母さんにウェディング姿を見せたい。お母さんに絶対来てほしい」と言われていたこともあり、次女に直接聞くことにしたのです。
すると、次女が「私、そんなこと言ってない! 叔母さん何か勘違いしてる!」と言いました。次女は、たしかに友人の姉に専門学校の学費の話をしましたが、姉に感謝しているということを言いたかっただけのようです。
その内容の捉え方に誤解が生じて、長女が次女の学費を全額支払っていた、と友人の姉は勘違いしたのでした。友人は、次女に確認せずに勝手に勘違いして落ち込んでいたことに「○○(次女)に直接確認すればよかった」と反省したよう。
次女の結婚式に無事に出席した知人は、「最後の娘のウェディング姿を見たとき、もう涙が止まらなかった」と感動した結婚式になったそうです。
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まとめ
友人は姉の話をうのみにして、勝手に次女に裏切られた気持ちになり、気持ちがふさぎ込んでしまったことで、大切な娘の結婚式に欠席しようとまで思ってしまったのでした。
自分が信頼している人から聞いた話は、たしかな情報ではなくても信じやすいのかもしれません。しかし、話というものは人を介すと、その人の勝手な解釈が加わり、事実ではない方向にいってしまうこともあります。また聞きした話やうわさ話、明らかに事実ではない話で自分が不快な思いをするならば、自分でしっかりと確認をすることが必要だと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/さくら
著者/serina(34歳)
美容師として10年近く働いた経歴を持つ、小麦アレルギーの息子を持つママ。趣味は手帳を書くことで、自分時間の癒しとなっている。