キープしていた値に変化が
尿たんぱくの数値に変化があったのはさらに翌年42歳の健診でした。前回より悪くなったことを示す「+」が出たのです。筋トレはしたりしなかったりでしたが、ウォーキングはほぼ続けていたのでショックでした。医師いわく、体調が悪かったりストレスがあったりすると尿たんぱくがいつもより多く出るとのことで、たしかに前日にあることで心が不安定になり、その日の夜は眠れていませんでした。きっとそれが原因だったのだと思います。
そこで、その次の年は、健診の前日はなるべく安静に過ごすよう心掛けることに。その結果また「+ −」に戻り、クレアチニンも正常値を維持でき、43歳から45歳までは何の変化もありませんでした。ですがその後仕事が忙しくなったこともあり、ウォーキングや筋トレに時間をなかなか割けないまま1年が経過。そして、「もしかしたら次は悪いほうに値が変わっているかもしれない」と思いながら46歳の健診の朝を迎えました。
少し緊張しながら結果を見てみると……なんと! 尿たんぱくの出ていない「−」だったのです。 もしかすると、健診の2カ月くらい前から通勤に自転車を使い始めたのがよかったのかもしれませんが、わずか2カ月での回復に驚くとともに歓喜しました!
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まとめ
通勤には往復15分ほど自転車をこいでいて、軽い坂道もあるので結構息が切れます。健診まで2カ月ほどしか乗っていないのに尿たんぱくが正常値の「−」になるなんてうれしい驚きでした。今は本当にほっとしています。この7年間でウォーキングや腹筋、脚の筋トレなどを同時にしていた時期もあったのですが尿たんぱくが正常値に戻ることはなかったのに、私にとって自転車に乗ることが一番の改善方法だったようです。脚とおなか周りに筋肉が付いたのもうれしい副産物でした。今後も自転車通勤は続けるようにして、さらにはなるべくほかの運動をすることも視野に入れて生活したいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
イラスト/マメ美
著者/葉月(44歳)
自分のしたいことを追求しすぎて、結婚もせずアラフィフ直前に。楽しく自分らしく生きるために日々模索中。栄養士・調理師の資格持ち。趣味は料理とパン作り、食べ歩き。