パリのボン・マルシェにオープンした「ポレーヌ」。日本で人気のアイテムは?

2016年にフランスで生まれたレザーグッズブランド「Polène(ポレーヌ)」が6月3日、パリの老舗百貨店ボン・マルシェに新しいブティックをオープンした。ポレーヌは現在、パリ、ニューヨーク、東京、ソウルに路面店を構える。戦略的に路面店にこだわってきたが、今回、ボン・マルシェ側からオファーがあり、初めての百貨店への出店を決めたという。メゾンの世界観を凝縮した空間で、ブランドの魅力を探った。

革の端切れを再利用した涼しげなバッグも

ポレーヌはアップサイクルの新たな取り組みとして、「Plèi」コレクションを今年ローンチした。製造過程で発生する革の端切れを創業当初から保管。貴重な材料の無駄を最小限に抑えるために、端切れを再利用して製品が作られている。「Polène」と「play」の一部を切り取って名付けられたこのコレクションには、遊び心あふれるアイテムが揃う。スタイリッシュなネットバッグ「Solé」モデルには、240個の小石型の構造物を使用。革の端切れを砂状になるまで砕き、生物由来の化合物と組み合わせて成型する。本物の小石のような見た目、感触だ。抜け感があり、夏の軽やかな装いにも合いそう。カラーはブラック、タン、エボニーの3色を展開する。


「Solé」エディション タン ¥69,000(税込み)


「Solé」エディション ブラック ¥69,000(税込み)

ボン・マルシェの新ブティックには、数分で革の端切れを再成形できるマシンが登場。バッグ購入者は、その場で革の端切れを選んでマシンに入れ、小物入れをゲットすることができる。

text: Shunya Namba @Paris Office
photos: ©Polène

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