夏じたくは、〈杉山江見堂〉の色鮮やかな手作り団扇から。

明治32年創業の〈杉山江見堂〉は、自然豊かな山梨県の工房で手作りの団扇や扇子を製作。野山で採った草木から染料を抽出し、ひとつひとつ丹念に染め上げている。右の団扇は茜と蘇芳というマメ科の植物、左は栗とくちなしの色。濃淡の交わりが美しく、伝統美を感じさせながら現代の生活にも溶け込む。柄の部分は滑らかな丸竹で、手に優しくフィット。

団扇 右¥3,080、左¥2,420(ともに0556−22−0169)

公式サイトはこちら

photo : Masanori Kaneshita styling : Mari Nagasaka text : Yasuko Mamiya
※この記事は、No. 128 2024年8月号「&selection」に掲載されたものです。