生理不順になり婦人科に行ったところ、更年期が始まっていると言われました。更年期障害の症状として不眠がありますが、つらい不眠とそれを乗り越えたきっかけについてお話しします。

だんだん眠りづらくなってくる

きっかけは、子どもの病気や家族の風邪でした。子どもの病気で夜にせきが続くことがあり、夜中に何度も起こされました。一緒に寝ている家族にもうつり、風邪をひいた状態が続きました。

夜中に起こされることが何度も続き、自分も風邪をひいて1カ月くらいたったころ、夜中に起きてしまうようになり、寝不足が続きました。昼寝をしようと思っても寝ることができず、次第に疲れがたまっていきました。更年期で不眠の症状があると医師に聞いたことがあったので、「もしかして更年期になっているかもしれない」と思い、再度婦人科を訪れたのです。

(広告の後にも続きます)

服薬と眠るのを諦めた

最初、婦人科では精神科で処方されるような眠剤(睡眠薬)を処方してくれました。しかし、これに依存してずっと飲み続けるのはよくないと思い、ほかに何か方法がないかと聞いてみました。すると、医師からは「漢方薬で治療したらどうか」と提案されたのです。更年期障害のときに用いられる、不眠に効果がある漢方薬をしばらく継続することにしました。

体が薬になじんだころ、少しずつ睡眠が戻ってきて、自分の体に合っていると感じました。それから2年間、更年期の最中ではあるものの、漢方薬から卒業したいと思い、婦人科にまた相談することに。医師からは「心配なら少しずつ量を減らそう」と言われ、最後はお守りのように持っていました。1日朝昼晩に3袋服用していた漢方薬は、夜のみの1袋まで減らせました。