東京ディズニーリゾート(TDR)で、パレードの運営を支える「ショーキャスト」がいわゆる「空調服」を着ていた、との目撃情報が2024年6月下旬からXで拡散されている。

この暑さ対策は「良いものを導入した」などと称賛を集めている。運営会社・オリエンタルランド(千葉県浦安市)に詳しい話を聞いた。

「働く人の負担を考えられる企業ってステキ」

話題の発端となったのは、腰に左右2か所、小型ファンが内蔵されたベストを着ているキャストの姿だ。Xユーザー・HOKUTO(@Disney_Hokuto)さんが「ショーキャストの空調服初めて見た!」と写真を投稿した。

投稿は注目を集め、「画期的!!!」「ちゃんと働く人の負担を考えられる企業ってステキ」「毎年、夏でもベスト着てるの暑そうと思ってたからこれは良いものを導入したな」などと、取り組みを称える声が上がっている。

オリエンタルランド広報部は、J-CASTニュースの取材に対して7月2日、

「昨年度から、外のワゴンでポップコーンなどのメニューやグッズを販売しているキャスト、パーキングで勤務しているキャストについては、ファンが内蔵されたコスチューム(空調服)を任意で着用することが出来るようになっております」

と説明。そのうえで「今年度は対象のキャストを拡大しております」と経緯を伝えた。

夏のTDRでのキャストの暑さ対策は、それ以外にも「一部アトラクションやショップなどでは、キャストの立ち位置などにスポットクーラーを設置しております」と紹介した。Xで反響が広がったことについてはコメントしなかった。