お小遣いが足りなくなったら、副業や投資で増やそう!

――新NISAに関して男性、女性とも認知度が7割半ばです。また、新NISAへの投資意向を聞くと、男性で39%、女性で42%が「投資してみたい」と答えています。この結果をどう見ますか。新NISAは受け入れられており、拡大すると思いますか。

担当者 2024年1月に新NISAが始まったばかりで、それから約4か月後の調査で7割半ばという数字は、浸透率としては高いのではないでしょうか。まだ認知の伸び代(しろ)はあるという理解です。

――また、一般的な投資をしている割合では男性より低い女性のほうが、新NISAに関しては投資意欲が高い点も意外です。今回の調査では、女性のパワフルさがやや目立つ結果が出ていますが、なぜでしょうか。

担当者 NISA開始を希望する層を分析すると、「節約好きな人たち」という姿が浮かびます。
新NISA口座での投資を開始したい層は、開始意向がない層に比べ、「少し遠くても歩くようにしている」「弁当を持参するようにしている」「外で飲む回数を減らしている」など、さまざまな方法で節約のやりくりをする意識が高い。
もともと、こういった節約面では、女性の意識のほうが高いです。それが新NISAの投資意向にも、女性のほうが若干高い傾向にあらわれているのでしょう。

――今回、これまでの調査に比べ、お小遣いに関して何か新しい傾向や考え方がみられましたか。

担当者 お小遣い額に大きな違いはありませんが、使い道でトップとなる「昼食代」の支払い方法で現金の割合が減り、「QRコード決済」や「クレジットカード」が増えているのが特徴です。年々現金利用が少なくなる傾向にあります。

――お小遣い問題に悩む会社員にエールをお願いします。

担当者 「お小遣いが足りなくなった時はどうする?」という問いに、男女ともに「使わずに我慢する」という回答が多いですが、副業や投資などで増やしていく選択肢もありますよ!

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)