テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」などで知られる作詞家の及川眠子さんが2024年7月2日、Xを通じて楽曲がヒットした当時のエピソードを振り返った。
「『どうせアニソンでしょ』とバカにした感じに扱われてた」
エヴァンゲリオンシリーズの主題歌をめぐっては、6月30日に放送された「NHKのど自慢」で、歌手の高橋洋子さんが「残酷な天使のテーゼ」を披露し、会場は大盛り上がりとなった。この様子を切り抜いた動画はXで拡散され、大きな注目を集めている。
及川さんは2日、Xで拡散された高橋さんの動画を引用し、同楽曲がヒットした当時のことを振り返った。
「『残酷な天使のテーゼ』が売れたとき、周りから『変な歌詞』だの『わけわかんない』だの言われ、挙げ句『アニメがヒットしたから歌が売れただけ。どうせアニソンでしょ』とバカにした感じに扱われてた」
歌詞を酷評され、揶揄されることも多かったという当時と比較し、「紅白に出るわのど自慢に出るわ、あの頃私にくそ嫌味吐いてた人たち、いまどう思ってるのか。笑」と皮肉った。
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「手の平返しの人たちがたくさん」
及川さんの投稿には、「謎めいた歌詞が更にエヴァの世界観を盛り上げた名曲ですよ。それが理解出来ない人が少なからずいたと言う事ですね」「手の平返しの人たちがたくさんいたことを想像します。いつでも思い出せる素敵な声と音楽だと思います」などとする共感の声が寄せられている。
「アニメ放映時に小学校高学年でどっぷりエヴァの影響受けた世代なんですが、何より入り口はオープニングのこの曲の高揚感でした」「初めて聞いた時になんてカッコいい曲なんだ!と衝撃を受けましたよ。歌詞も大好きで歌詞カードを何度も何度も読みました。作品が売れたから曲も…なんてとんでもないですよ!…(中略)…嫌味を言っていた人達ざまぁ! です!」など、ヒット当時を思い出すファンも多い。