ハナアロエの名前の由来や花言葉


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一般的に浸透している「ハナアロエ」の名前は、アロエに似た葉を持ち、きれいな花をよく咲かせることからと推測できますが、詳細は不明とされています。学名の「ブルビネ」は、ラテン語で「球状の」という意味。球根植物ではありませんが、根本が丸いためにこの名前がつけられたとされています。「フルテスケンス」は「低木状の」という意味です。

ハナアロエの花言葉は、「復活」「健康」などがあります。

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ハナアロエの主な仲間


ブルビネ・メセンブリアントイデス。Furiarossa/Shutterstock.com

ブルビネ属で国内に流通しているのはほとんどがハナアロエですが、中には愛好家によりコレクションされている希少種もあります。ここでは、ブルビネ属の仲間をご紹介します。

ブルビネ・メセンブリアントイデス

南アフリカの半砂漠地帯の砂地や岩場に分布する半球根性の多肉植物です。草丈は4cmほどで、ぷくぷくとして透明感のある淡いグリーンの葉姿を観賞します。葉先にできる透明な部分から光を取り込んで光合成を行う性質があり、光に透かすと葉の中に神秘的なブルーが見えます。新芽の場合はオレンジや黄色が見えることもあるようです。5月頃に細長い花茎を伸ばし、黄色い花を咲かせます。

ブルビネ・マルガレサエ

南アフリカ・西ケープ州が原産地で、岩盤が露出した岩場などに自生する多肉植物です。分厚い多肉質の葉をロゼット状に広げます。葉には網目のように美しい葉脈が見えるのが特徴です。草丈は4〜6cmほど。寒い季節に生育する冬型種です。花茎を長く伸ばして、レモンイエローの花を咲かせます。

ブルビネ・トルタ

南アフリカ北ケープ州の半砂漠地帯に自生。葉は、最初はまっすぐに伸びますが、よく日に当てるとくるくるとねじれ、針金のような細長い葉を放射状に伸ばすフォルムが特徴的です。冬型種で夏に休眠し、その前に小さなオレンジ色の花を咲かせます。