薬のおかげで症状は改善
関節リウマチの治療の基本は、薬物療法でした。最初は複数の内服薬を使用していましたが、症状が落ち着くにつれ、徐々に薬の種類も減っていきました。
当初はアンカードラック(治療のカギとなる薬)で「メトトレキサート」という薬を服用していましたが、口内炎と吐き気の副作用に悩まされていました。たしかにリウマチの痛みは減ったけれど、常に3~4個の口内炎と強い吐き気で、何のために治療をしているのかわからなくなることもありました。
主治医に相談したところ、「吐き気が改善するかも」と飲み薬ではなく「メトジェクト皮下注」という、週に1回の自己注射に切り替えることになりました。また副作用止めの薬も変更し、様子を見ることに。これが私には合っていたようで、口内炎も吐き気もすっかりよくなり、痛みもほとんどなく経過しています。
私は比較的薬がよく効くタイプのようでした。薬がよく効いたのは、症状が出てから1カ月と、割と早期に受診をしたことが功を奏したのだと考えています。
リウマチは早期発見・早期治療をすることで、その後の経過が大きく違うといわれています。このときばかりは痛みに弱く、大げさな自分の性格に感謝しました。
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まとめ
関節リウマチはほとんどの場合で、生涯に渡って薬の使用が必要とのこと。昔はステロイドしか薬がなく、副作用に苦しむ人が少なくありませんでしたが、今は効果が高く副作用の少ない薬が多く開発されています。こうやって仕事も育児も諦めずにチャレンジできるのは、現代医学のおかげだと感じています。今でも時々痛みが出ることはありますが、うまく病気と付き合っていきながら、毎日を過ごしていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
文/岸まり子
著者/ウーマンカレンダー編集室
40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!