シミのついでにほくろも
診察日、待ち時間に左ふくらはぎの後ろのほくろのことを思い出し、鎖骨下のシミと一緒に先生に見せると、それぞれ大きさの計測と写真を撮られました。
先生は皮膚症状の説明に使う図鑑のような本をペラペラとめくって、あるページを開くと私に差し出しました。
そこには「老人性色素斑」と書かれていました。「老人性」というワードに一瞬ドキッとしましたが、「日光性色素斑とも言われていて、加齢と共にできやすくて、紫外線が原因なんですよ」と説明がありました。
どうやら鎖骨下のシミは「老人性色素斑」だったそう。左ふくらはぎのほくろのようなものも同じ「老人性色素斑」らしく、皮膚がんではありませんでした。
それまで、日焼けに対してもあまり対策をしておらず、この年齢になってツケが回ってきたなあと落胆しました。
その日は液体窒素を塗って、後日それぞれのシミをレーザーで除去することに。予約がいっぱいですぐに施術ができないとのことだったので、約1カ月後に施術の予約をして帰宅しました。
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まとめ
若いころは20年後に自分がどうなっているかなど考えもせず、日焼け止めも満足に塗らずに過ごしていました。それが今の年齢になって、肌にきっちり現れ、もはや自分の努力ではどうにもならない状態にまで進行していました。
今回はシミ取りで対応できたし、悪性のものではなかったのでよかったですが、常日ごろから自分の体には意識を払って異常を早期発見できるようにしたいと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
イラスト/マメ美
著者/大橋らむね
小売業を中心に事務職や飲食店でパートとして勤務。体を動かすことが好きで、日々ウォーキングをおこなっている。