自分なりに体得した「ゆるめる」コツ
私はかなりののんびり屋なので、そんなにカッカしたりはしていないと思うけど……と感じたのですが、よく考えるとめまいや耳鳴りが起こるのは仕事や家事で無理をしたときです。暑かったりイライラや心配で気をもんでいるときなど気が詰まったような感じのときにグラッとくる印象があります。
先生は「めまいが起こったときは、服も気持ちもゆるめる」とおっしゃったので、暑い中での作業や在宅での仕事をするときには、あえてゆったりと締め付けない服を選ぶようになりました。それでもめまいが起こったときは、すぐに横になって休みます。
これでめまいや耳鳴りの頻度が劇的に減ったわけではありません。でも、急を要するような大きな病気ではないとわかったこと、万が一に備え先生から「もしまためまいがしたときは、お薬を出しておくからそれを飲んでみてね」と、めまいを止める「メリスロン」という頓服薬をもらったこと、何より「心と体をすぐにゆるめる」というコツを教えてもらったことで、めまいが起こるのではないかとビクビクすることが減りました。その結果、気持ちがラクになり、うまくゆるむことができているように思います。
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まとめ
40代になって徐々にめまいや耳鳴りが増えた私。耳鼻科でひとまず病気ではないと診断されてひと安心でした。そのとき教えてもらった「ゆるめる」というコツ。急を要する大きな病気ではないという診断と、頓服の薬をもらったことも相乗効果となって、うまく心と体をゆるめるコツを体得できたように思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。
【高島先生からのアドバイス】
この筆者は、耳鼻科でめまいを再現する検査を受けていますが、これはめまいのときに表れる特有の目の動き(揺れ)である「眼振」を調べるものです。ただ、病院に受診した際は治まっていることも多く見られます。よって受診時の検査で異常所見が見られないからといって耳鼻科の病気ではないという結論を出すのは難しいと言えます。
また、母親もめまいを起こし、更年期でつらいと言っていたことが気になるのであれば、一度婦人科でホルモンチェックを受けて更年期の影響があるのかどうかを診てもらうと安心でしょう。
著者/にかねこ(42歳)
童顔&早生まれで、若く見られがちだったが、40代に突入して一気に加齢が加速。今まで感じなかった不調が現れるたび、これが更年期?とおびえている。娘は9歳。ストレス解消は猫を吸うこと。