47歳の知人女性が久しぶりに親戚の結婚式に参列することになりました。しばらく結婚式に参列する機会がなかった知人は、長らくしまい込んでいたドレスを引っ張り出してみることに。数年前に購入したドレスがあったものの、デザインも古く、今の年齢とは不相応だと感じ、ドレスを新調したのですが……。
久しぶりの結婚式参列
同じ職場で働く仲間だった私と知人は、休憩時間になるとよく一緒に話をしていました。ある日、知人が「私、今度久しぶりに結婚式に参列するのよ」とウキウキした口調で話してくれました。親戚の結婚式なのだそう。5年ぶりくらいの結婚式という話を聞いた私は「ドレスは決まってる?」と聞くと、知人は「そうだ、忘れてた! 帰ったらドレスを見ておかないと」と、結婚式に参列することばかり考えていてドレスのことはすっかり頭になかった様子でした。
その日、彼女は帰宅するとクローゼットへ直行。クローゼットの奥深くから数年間使っていなかったドレスが出てきました。ドレスにかかったカバーを外し、自分にドレスを当てて鏡で見てみると「え、なんかダサい……」と思ったそう。それもそのはず、ドレスは10年ほど前のトレンドデザインなので、今見るとダサいと感じてしまっても仕方がありません。知人はドレスを新調することにしました。
ドレスを買い替えると聞いてから2週間くらいたち、知人に「いいドレス見つかった?」と聞くと「え、まだ探してもないよ」と、まだドレスを選ぶつもりもない様子。知人は、なんでもギリギリにならないと行動しないと自分でも話していたし、彼女のペースがあるのだろう…… と、それ以上追求することはしませんでした。
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まだいいだろうと油断していたら…
ドレスを購入したか聞いてから数週間、結婚式まで残り1カ月くらいに。そこで知人はやっとドレスを探し始めました。仕事の休憩中に彼女はスマホで通販サイトのドレスを選んでいたので「あれ、お店で買わないの?」と尋ねると知人は「お店で見てみたんだけど、結構高いからネットで探してるの」と言っていました。
この先しばらくは結婚式の予定がなく、またクローゼットに眠ってしまうかもしれないから安く済ませたい、とのこと。スマホとにらめっこしていた知人は好みのドレスと靴を見つけたようで、その日の休憩時間の間に早速購入していました。そして数日後、注文したドレスと靴が知人の自宅に届いたのですが、「あとで見ればいっか」と、届いた荷物をそっと部屋の片隅に置いたそうです。
荷物が届いて2週間ほどたち、やっと知人は中身を確認することに。「何よ、これ!」開封して知人は驚きました。通販サイトの画像で見ていたドレスとは色味やスカートの長さが全然違い、靴も思っていたよりもギラギラ光る素材の靴で、年齢にしてはちょっと派手すぎます。
実際着てみたら印象が変わるかな? と思った知人は、とりあえず試着してみることに。しかし、ドレスは背中にファスナーがあるワンピースタイプだったのですが、なんとウエストから上にファスナーが上がりません。靴も、実際履いてみても舞台衣装で使えそうなくらいギラギラ。知人は「せっかく買ったのに!」と思わず声を上げてしまったそうです。