シックな紫色の葉が美しいムラサキゴテンは、カラーリーフプランツとして庭に個性をもたらしてくれます。この記事では、ムラサキゴテンの基本情報や特徴、名前の由来・花言葉、同じムラサキツユクサ属の仲間、育て方について詳しくご紹介します。

ムラサキゴテンの基本情報


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植物名:ムラサキゴテン
学名:Tradescantia pallida
英名:purple secretia、purple-heart、purple queen
和名:ムラサキゴテン(紫御殿)
その他の名前:セトクレアセア、パープルハート
科名:ツユクサ科
属名:ムラサキツユクサ属(トラディスカンティア属)
原産地:メキシコ
分類:宿根草(多年草)

ムラサキゴテンの学名はTradescantia pallida(トラディスカンティア・パリダ)。ツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラディスカンティア属)の常緑多年草です。以前はセトクレアセア属に分類されていたため、今もセトクレアセアと呼ばれることもあります。国内で流通しているのは、ほとんどが園芸品種の‘パープルハート’です。メキシコ原産で、暑さには強い一方で、寒さはやや苦手。乾燥した気候を好みます。紫色の茎葉をもち、カラーリーフプランツとして人気です。草丈は40〜60cm。

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ムラサキゴテンの花や葉の特徴


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園芸分類:観葉植物・草花
開花時期:7〜10月
草丈:40〜60cm
耐寒性:やや弱い
耐暑性:強い
花色:ピンク

紫色の茎葉をもち、最初は直立しますが、成長につれて匍匐するように広がります。幅2cmほどの平たい葉の長さは10cmくらい。やわらかい産毛を持っており、見る角度によって葉色が変わって、水を弾きます。

7〜10月に小さなピンクの花を咲かせます。花は1日でしぼんでしまいますが、次々とつぼみを上げて楽しませてくれます。