やりたいことは全部やりきりたい!
そうして仕事もプライベートも充実し、それなりに満足のいく生活を送っていた私ですが、「もうこれで十分」と考えていたわけではありません。
ほかにもまだまだ、「やりたいと思っているのに実現できていないこと」をたくさん抱えていたのです。
「人生は一度きり。やりたいことは全部やりきりたい!」そう思った私は、2010年頃から、やりたいことをすべて実現するための方法を真剣に模索するようになりました。そこで興味を持ったのが「不労所得を得る」ということです。
仕事をがんばって資産を増やしたとしても、お金を使うことに多少はためらいが生じます。これでは、やりたいことをすべてやりきるのに時間がかかってしまいます。
しかし十分な不労所得があれば、時間拘束がほとんどなく安定的な収入が入ってくるので、資産が減るというストレスが少なくなります。
お金と時間の自由を得て、やりたいことを実現したいと思っていた私にとって、「これは私に必要なものだ!」という確信にも近いような思いがありました。「お金を基準に選択する人生ではなく、自分の意志で選択できる人生を」。そんな誓いを立てて、不動産投資を通じて不労所得を得ることにチャレンジする決意をしたのです。
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不労所得に不思議な感覚を覚える
仕事の都合でまとまった時間を取れなかったこともあり、不動産投資の勉強は短時間で一気に集中して行いました。
勉強を始めてから2~3か月で1棟目のマンション、価格は1億6,000万円でしたが、これをフルローンで購入しました。事前に綿密なシミュレーションをしていたものの、「借り入れをして本当に回収できるのか」という不安はありましたよ。経営者として借り入れをすることには慣れていましたが、不動産投資は初心者だったので、かなりドキドキしたのを覚えています。
ただ、勇気を持って取り組んだ結果、毎月150万円の家賃収入、つまり不労所得が入ってくるようになりました。
仕事で労働収入を得るときよりも、時間効率よくお金を得ることができ、「こんな世界があったんだ!」と、多少の違和感を感じつつも、新しいビジネス感覚を感じたことが今でも忘れられません。
その後も順調に物件を増やし、8年間で計6件の物件を購入して、不動産保有約5億円、家賃収入約4,500万円を得るまでになりました。
その過程では、自分で依頼したスタッフたちと一緒にマンションをデザインしたこともありました。私の本業はマーケティング関係なので、その経験をもとに周辺のマンションをリサーチして、そのエリアにおいて特徴的なデザインのマンションをつくったのです。
その結果、すぐに満室にすることができ、自分のアイデアが有効だったとの満足感が得られました。このように、不動産投資にはアイデアやプランニングしだいで収益を大きくする余地があるので、そこにはこれまでの経営に通じるものがあり、面白さを感じています。