【対策2】保湿力が高い馬油を使用



もともと肌トラブルがなかったので、若いころの私のお風呂上がりのボディケアは、かなりおざなりなものでした。冬場の乾燥するときだけは保湿クリームを塗りますが、それ以外の季節はアロエローションのような一般的なローションをパシャパシャとするだけの簡単なケアのみ。ですが、加齢とともに肌は変化し、若いころと同じようなケアでは不十分だと感じるようになりました。

肌をしっかり保湿することでかゆみが軽減されることは冬場の経験からわかっていたので、四季を通じて保湿成分の高いものでケアするようにしてみようと思いました。そこで出合ったのが馬油です。実家に帰ったときに、母が使っていた馬油を使わせてもらったのがきっかけでした。

馬油は人間の皮脂に成分がとても近いそうで、最初は固形なのですが体温であっという間に溶けて液状になります。肌なじみがとても良く、付けた直後は少しベタつく感じがあっても、すぐにしっとりとしてベタつきが気にならなくなるところが気に入っています。少量でも伸びがいいので、全身に使えて便利です。何よりも保湿力が高いので、ローションやクリームよりも私の肌には合っているように感じます。明らかに以前に比べてかゆみが軽減しています。

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まとめ

コットンタオルと馬油を併用するようになって、かゆみが明らかに改善しています。肌に対する刺激を抑え、しっかりと保湿をすることで良い結果につながっているのだと思います。それまでと同じようにナイロンタオルを使い続け、いい加減なボディケアをしていたら、おそらくかゆみはまだ続いていたでしょう。加齢により変化していく体には、その状態に合ったケアが必要なのだと実感しました。

これから、また年齢を重ねることで体質が変わったり、新しい問題に直面したりすることがあると思いますが、変化を恐れず柔軟性を持って対応していこうと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。

著者/ST(53歳)
更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。