35歳の友人は結婚2年目、夫と3カ月の娘の3人で暮らしています。友人は夫の健康に気をつかい、慣れない育児に奮闘しながらも健康的な食事作りに励んでいました。ある日、夫から帰宅直前に「今から帰るけど、今日は夕飯いらないから」と一通のメールが届きます。最初はちょっとイラっとするくらいでしたが、そんなメールが頻繁に届くようになり……。

気まぐれな夫の食事事情に振り回される友人

















友人は夫と生後3カ月の娘と3人暮らし。友人の夫は血圧が高く、体調に不安を抱えていました。また、肥満体質であることから「ダイエットしたい」「痩せたいなー」と度々つぶやく夫を気にかけて、健康に気をつかった料理を作っていた友人。野菜や魚中心でカロリーやバランスにもこだわったメニューを考え、夫が仕事から帰宅したタイミングで食べられるように準備していました。

ある日、いつものように夕飯を準備し、夫の帰宅に合わせて20分後くらいに食卓に出せるよう料理の仕上げをしていたところ、「今から帰るけど、今日は夕飯いらない」と夫から一通のメールが届きます。送られてきたメッセージに「え!? 体調悪いの? 大丈夫?」と返事をした友人。「ううん、ただなんとなく」とふに落ちない夫の返答に「やっぱり体調が悪いのだろうか」と心配しましたが、帰宅後も特に変わった様子はなく、毎日の日課のゲームを楽しそうにしていたため様子を見ることに。その夜、友人は「寂しいな……」と感じながらも娘の授乳を済ませた後、ひとりで食事を済ませたのでした。

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夫の信じられない行動に不満が爆発

そして翌日、またも夫は帰宅直前に「今日も夕飯いらない」とメールを送ってきたのだそう。友人は「え!? もうごはん作ったよ? 2日連続で食べないのは体に悪いし、野菜中心で作ったから少しは食べたほうがいいよ!」と伝えると、夫は「うーん、おなかすいてない」と答え、食べる様子はありません。せっかく夫の帰宅時間に合わせて作った料理も2日続けて処分するはめに。「体調が悪いわけではないのに、なんで食べないんだろう」とモヤモヤした気持ちを抱く友人。

そして、その後も夫からの夕飯いらないメールが頻繁に届くように。友人はメールが届く度に「なんでいらないの?」「帰宅直前じゃなくてもっと早く知らせてほしい」と思っていましたが、なかなか本音を夫に言い出せなかったそう。

そんな状態が2カ月ほど続いたある日の朝、友人はキッチンに卵かけご飯を食べたであろう汚れた皿とお菓子の食べ終わった袋、飲みかけのコーラを発見。夫は夕飯を食べず、夜中にガッツリご飯やお菓子を食べていたことが判明したのです。友人は夫の行動に怒りを覚え、これまでの夫に対する不満が爆発します。リビングで新聞を読んでいた夫に、今まで自分が抱えていた不満や寂しさなど、自分の気持ちを打ち明けることを決心しました。