学資保険以外で子供の教育資金を準備する3つの方法
学資保険の返戻率が落ちていることを踏まえると、学資保険以外の方法で子供の教育資金を準備することも視野に入れておく必要があります。
ここでは、学資保険以外で子供の教育資金を準備する3つの方法を紹介します。
学資保険以外で子供の教育資金を準備する3つの方法
NISA
低解約返戻金型終身保険
定期預金
学資保険の代わりで教育資金2000万円を貯める方法は?生命保険でのおすすめの備え方も解説
1. NISA
2024年以降から従来のつみたてNISAや一般NISA制度が見直され、まったく異なる「新NISA制度」が始まりました。
新NISAでは、従来の一般NISAとつみたてNISAの実質的な併用が可能となり、年間投資枠が最大360万円にまで増額されてます。
さらに、最大1,800万円までの新規投資が無期限で非課税となるため、これまで以上に効率よく資産運用ができるようになりました。
詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
新NISAは2024年から!これまでのNISAとの違いは?メリット・デメリットも解説
2. 低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険は、一生涯の死亡保障を備えられる終身保険の一種です。
終身保険を途中解約すると「解約返戻金」としてお金が払い戻される仕組みとなっています。
低解約返戻金型終身保険は、保険料の払込期間中は解約返戻金が低めに設定される代わりに、毎月の保険料負担が通常の終身保険よりも割安なことが特徴です。
また、保険料の払込期間が満了すると、それ以降は従来の終身保険と同水準の解約返戻金となります。
たとえば、子供の大学費用を補填するのが目的なら、子供が17歳や18歳に達する時期に合わせて払込期間の満了時期を設定することで、教育資金を準備できるでしょう。
ただし、長期保障を前提とする保険商品であるため、物価上昇などのインフレリスクがある点には注意が必要です。
解約返戻金とは?税金の計算方法や満期保険金との違いを解説!
3. 定期預金
定期預金とは、あらかじめ指定した期間中は継続して、お金を預け入れる銀行預金のことを指します。
原則として、定期預金は指定した期間を経過するまで預金を引き出すことができないため、子供用の貯金口座を作って毎月振り込むことで、半強制的にお金を貯められます。
また、定期預金には元本割れのリスクがないため、着実に子供の教育資金を貯金できる点がメリットです。
一方、金利が低めに設定されているため、運用効率自体は高いわけではありません。
効率の良い資産形成を考えているなら、定期預金を併用しながら上述の「つみたてNISA」を活用するのがおすすめです。
定期預金はメリットがなくおすすめしない?デメリットや資産形成方法を解説
子供の教育費はいくら?教育資金の貯め方や幼稚園から大学の平均費用を解説
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学資保険の返戻率に関するよくある質問 Q&A
学資保険の返戻率に関するよくある質問 Q&A
Q. 学資保険は途中で解約してもいいですか?
Q. 返戻率105%とはどういう意味ですか?
Q. 学資保険は途中で解約してもいいですか?
A. 基本的に途中解約はおすすめしません。
保険料支払期間中や途中で解約すると、支払った保険料よりも受け取る解約返戻金が少なくなる、元本割れのリスクがあるためです。
ただし、何らかの事情で解約せざるを得ない場合は、一度保険会社へ解約返戻金について問い合わせをしてみましょう。
Q. 返戻率105%とはどういう意味ですか?
A. 返戻率105%とは、支払った保険料に対して受け取れる保険金の額が5%増えることを指します。
例えば、保険料として100万円支払った場合、返戻率が105%だと「100万円 +(100万円 × 5% = 5万円)= 105万円」を受け取れます。