ついに叔母夫婦を家に呼び出した結果…

それから1年がたちましたが、一向に叔母がお金を返すことはありませんでした。お金を返さないどころか、再び父と母に「お金を貸してほしい」と言ってきたのです。その態度に、父と母はついに我慢の限界を迎えました。そして、叔母夫婦を家に呼び、お金の管理がずさんなことや叔母が仕事をしないことについて追及することに。すると、特に正当な理由はなく、今まで計画性なく過ごし、祖母に甘えてきたことが明確になりました。父と母は、「貸したお金を返すこと」「今後お金を一切貸さないこと」を約束しました。

それから間もなく、叔母が実家を頼ることもなくなりました。叔母も仕事を始め、叔母家族の生活も少しずつ安定してきたそう。そして、数年後には貸したお金が父と母のもとに返されたのでした。

叔母の子どもたちが高校を卒業し、就職してからは、叔母家族はほかの街に引っ越し、新たな生活を送っています。私が今、母に叔母家族のことを聞くと、「知らない。元気にやっているんじゃない?」と言います。「今まで叔母に迷惑をかけられた」という思いが、そういった発言にさせたのでしょう。

祖父母との慣れない同居生活をしながらも、大きなトラブルのない生活を送っていた母でしたが、叔母との関係性には長年悩まされたようです。現在の母は、叔母との問題が解消し、どこかスッキリとしたような様子で毎日を過ごしています。

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まとめ

家族や親戚でも、お金のトラブルがあると人間関係を壊してしまいます。親族は一生付き合うことになるであろう存在なので、できればトラブルなく生活したいものです。私も結婚し、義両親との同居を控えています。私には義理の兄弟はいませんが、お金の管理に関しては家族でしっかり話し合わなければならないと感じました。子どもがいればその分お金がかかりますし、義両親の老後にかかるお金も気になります。将来のために計画性を持ってお金を管理したいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/サトウユカ

著者/佐田 みなみ
同い年の夫・ひょうきん者の息子・娘と暮らすパート主婦。忙しい中にも家族の時間を大切にしたいと思いながら暮らしている。