10年前、25歳で結婚した私は、わずか1年で離婚することに。その後、勤めていた会社が倒産するなど散々な目に遭いました。ようやく立ち直ったころに、元妻から1通の手紙が到着。その中には衝撃的なことが書かれていたのです。
共働きですれ違う日々
大学の同級生と結婚した私。家族や友人に祝福され、すてきな新婚生活になると思ったのもつかの間……。共働きだったこともあり、すれ違うことが増えてしまいました。
おまけに、より多忙だったのは妻のほう。プロジェクトリーダーになったことで残業が増え、私は新婚なのにひとりで過ごすことばかりで、いら立ちを抱えていました。
寂しさのあまり、本当に毎回残業なのか、他に男がいるんじゃないかと疑ってしまった私。次第に2人の関係は冷えていき、修復を試みるも、妻はすっかり私に愛想を尽かしてしまったようでした。
そして結婚から1年。妻は、離婚したいと家を出て行ってしまったのでした。
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10年後、1通の手紙が
それから妻は音信不通になり、離婚も弁護士を通じて成立させました。そうこうするうちに勤め先が倒産。さらに再就職先がまた倒産。挙句の果てには3社目までつぶれてしまったのです。
悪運続きの10年に疲れ果てていた私のもとに、あるとき1通の手紙が届きました。差出人はなんと元妻。気になる内容は驚きのものでした。
「あれから私、いろいろあって……。まず、勤めていた会社が倒産してしまいました」
さらに、義兄の連帯保証人として借金返済に明け暮れていたという事実も書かれていました。彼女は朝から晩まで働き、時には水商売もしていたのだそう。おまけに、義両親が相次いで体を壊し、働けない状態になってしまったとも。彼女は私に金銭的な迷惑がかからないよう、自ら身を引いたのです。