日向でOK! カラフルな葉が魅力のカラジウム
ピンクの葉のカラジウムと紫の葉のアルテルナンテラ‘リトルロマンス’のコンビネーションが美しい。
上記の条件を満たす観葉植物の一つがカラジウムです。カラジウムは熱帯アメリカなどを原産とするサトイモ科の植物で、夏の直射日光下でもOK。ピンク色や白色の模様が入る大きな葉は、緑が濃い真夏の庭のなかでもよく目立ち、室内から眺めていても存在感があります。私の庭ではガーデン用に生産されたガーデンカラジウム‘ハートトゥハート’を庭植えや寄せ植えに取り入れています。この品種は日向でも日陰でもOKなので、植える場所を選びません。
カラジウムなど葉色の鮮やかな植物を使った真夏の寄せ植え。赤い花はカンナ‘トロピカル ブロンズスカーレット’。秋まできれいに維持できます。
注意したいのは、観葉植物用に生産された苗の場合、いきなり強い直射日光に当てるとカラジウムでも葉焼けすることがあることです。園芸店の観葉植物コーナーなどで買った苗の場合は、ハウスの中で幾分遮光された環境で育っているため、いきなり真夏の直射日光にさらすのではなく徐々に外に出してならすといいでしょう。室内で養生していたものを地植えにする場合も同様です。
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日陰で美しい葉を楽しむポトス
一方、ポトスは直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、半日陰の場所を選んで寄せ植えの鉢を置いています。黄色や白色の斑入りやライム色など爽やかな葉が魅力的で、日光には弱いですが高温多湿には強いので、場所さえ選べば日本の夏の気候にはぴったりです。つる性なので少し高いところに鉢を置いたり、ハンギングにして枝垂れさせると、美しい葉が堪能できます。
北側の庭に置いた寄せ植え。ライムグリーンの葉と紫の花のトレニアなどをコーディネート。