草取りの手間を低減してくれる這性のコリウス


コリウス‘グレートフォール’シリーズの色違いを混植。

夏の庭の大きな課題の一つが雑草です。今や真夏の草取りは危険行為ですが、だからといって草ボウボウにしておくのもイヤなもの。そんなジレンマを解消してくれるのが、這うように育つグラウンドカバープランツ。草で草を制する作戦です。

真夏の庭のグラウンドカバーとしておすすめなのが這性のコリウス。葉が低くカーペットのように広がり1株で60cm以上になる‘グレートフォール’シリーズや‘トレイルブレイザー’シリーズはグラウンドカバーとしても機能し、雑草が生える隙を与えないので重宝します。花にも負けない華やかなカラーがあり、花がら摘みなどの手間もないので管理も楽です。

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見栄えがよくローメンテナンスな花の組み合わせ


ヒマワリ‘サンフィニティ’は1株で50〜100輪以上の花が咲くともいわれます。センニチコウ‘ファイヤーワークス’は長期間色褪せないためドライフラワーにも。

真夏の花の中では、センニチコウ‘ファイヤーワークス’とヒマワリ‘サンフィニティ’は草丈が腰高以上になり、庭の景色を作るのにおすすめです。両者は多花性で一輪の花もちがよく、初夏から秋まで長期間咲くなど多くの共通点があります。生育旺盛で盛夏には株張りが1m近くにもなり、花があちこちを向いて咲きワイルドな雰囲気。この庭では石積みの壁の前に植栽していますが、こうした構造物を背景にすると株姿が多少乱れても荒れた感じにならず、程よくナチュラルにまとまります。

‘サンフィニティ’は一年草で、‘ファイヤーワークス’は暖地であれば宿根しますが、山陰は冬は雪が多く寒さが厳しいため一年草として扱います。