“ヒモ彼氏”に月30万円渡す27歳女性、他の女を連れ込まれても「何の問題もない」と話す衝撃理由

世の中には変わったカップルや夫婦が多くいるもので、常識では理解できないような関係を続けている場合もあります。今回お話を聞いたのは、都内の有名IT企業に務めている岸田奈緒子さん(仮名・27歳)です。

岸田さんは、某有名大学を卒業後に一流と言われるIT企業に入社。見た目は女優の河合優実さんに似ているおとなしそうな雰囲気ながら、ぶっ飛んだ私生活を披露してくれました。

◆売れない芸人彼氏に毎日1万渡している

「いま、3歳年下のお笑い芸人と付き合っているのですが、世間的にいえばヒモです。わたしのマンションで同棲をしていて、毎日お小遣いとして1万円を渡して生活してもらっていて。彼はテレビに出られるようなレベルの芸人ではなく、月に何度かあるライブに出演するくらいの漫才師です」

彼氏に毎日1万円渡しているなら、単純計算でも月に30万円。岸田さんがいくら一流企業に勤務しているとはいえ、かなり苦しい出費に思えるが、自身も親から「お小遣い」をもらっている身なのだとか。

「実家が代々新宿に土地を持っていて、毎月かなりの家賃収入があります。わたしも、会社に副業の申請をしていて親からマンションを与えられ大家として収入があるんです。毎月給料とは別に結構な額が振り込まれるので、彼にお小遣いを渡すのは痛くもかゆくもないんです」

◆肉体関係があったのははじめの数回だけ

そんな岸田さんですが、養っているヒモの彼氏とは少し特殊な男女関係だと、驚きの生活ぶりを明かしてくれました。

「彼とは同棲して1年がすぎましたが、肉体関係があったのははじめの数回だけ。その後は一緒に寝ていてもなにもなく、性処理は外でしてもらうことにしています。売れない芸人とはいえファンもいるので、相手には困らないようです。わたしがいない隙に同棲している部屋に女性を連れ込む場合もあり、帰宅してバッティングしたこともあります(笑)。もちろん、彼を愛しているのですが他の女性としていても何の問題もない。逆に、彼とはそういう雰囲気になれないので、2人の関係を保つためにも他の女性で処理してくれるのは助かるくらいです」

◆愛しているものの、「弟のような感情がある」

岸田さんにはあまり性欲がなく、愛している彼氏だとはいえ興味がわかないそうです。それどころか、愛している彼氏に不思議な感情を抱いていると、心の内を話してくれました。

「彼を愛しているのですが、どこか弟のような感情なんです。出来の悪い弟と一緒に住んで面倒をみてあげて、目標である芸人として売れるための手助けをしたいというのが一番。そういう感情を抱くのも、わたしの幼少期に問題があるんです。わたしは一人っ子なのですが、両親は小さいときから仕事が忙しくてあまり一緒にいられなかった。さびしい時に、弟がいれば良かったなって小学生くらいのときから妄想していたんです。友だちもいたのですが、どこかで自分は一人ぼっちなんだという思いが強くて」

岸田さんの事情はわかったものの、実際に一緒に住んでいる彼氏はこのおかしな関係をどう考えているのか? 岸田さんは、すでに将来について彼氏と話し合いを行っていて、今後のこともしっかりと決めているそうです。

「彼はわたしの両親にも会っていますし、父は芸人をやめて自分の会社で働けば良いと言っているくらい気にいっている。ただ、わたしとしてはあくまで売れない芸人でダメダメな彼が好きなので、無理に働くなんて考えないでほしいと伝えています」

幸せの形は人それぞれだと言うが、岸田さんと彼氏もおかしな状況ながら、お互いにしっかりとした絆で結ばれていることを願いたい。

<TEXT/高橋マナブ>

―[奇妙な男女関係]―

【高橋マナブ】

1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている