プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
夏に涼を運んでくれる青い花、デルフィニウム!
夏に飾りたい花といえば、黄色やオレンジ色が元気をくれるヒマワリや青い色で涼しさを届けてくれるデルフィニウム、長もちの代表花のランとキクです。私は、この時期に飾る花は、色のほか、暑さに強いものを選んでいます。
今日は、その中でも青い花、デルフィニウムを紹介します。
デルフィニウムは、私が花に興味を持ち始めたときに、この花の名前の語源がギリシャ語でイルカ(ドルフィン)を意味する「Delphis」だと知り、覚えた花です。つぼみの形がイルカの姿に似ていることに由来すると言われています。
デルフィニウムにはいくつかの種類があります。私がよく飾るのは枝分かれしているスプレータイプのもの。
デルフィニウムの青い色と、細い茎先に透けるような花びらは、見ているだけで涼しくなりますね。青は涼しさを運んでくれるだけでなく、気持ちを落ち着かせ、リフレッシュできる色でもあるから、いまの時期、飾るのにぴったりです。
今回はスプレータイプのデルフィニウムを3本購入し、100均の花瓶を活用して、3本、2本、1本と本数を変えて飾ってみます。
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“3本”を飾る! 100均で買えるおすすめの花瓶
購入したスプレータイプのデルフィニウムは、丈が長めでした。1本から茎が5~6本ほどに分かれています。これを3本買いました。
3本のデルフィニウムを一度に飾る花瓶として選んだのが、ダイソーで200円で売られていたもの。
どっしりとした花瓶で、上のほうが少しシェイプされ青みがかった透明の色合いです。ほかに、セリアで見つけたブルーの刺繍リボンも、デルフィニウムに合いそうなので買ってみました。
スプレータイプの花を飾るときは、間口が少し広めのものを選ぶと花が広がってきれいに見えます。そして、この花瓶のように途中でシェイプされていると、花がまとまりやすくなります。
花瓶は正面にシールがついていたので、今回はこれを裏側にし、口元についていたリボンを外しました。
写真のように、花瓶の下部に1周、セリアで買った刺繍リボンを巻きました。裏側で、セロハンテープで留めています。
スプレータイプのデルフィニウムは、1本を写真のようにカット。これを残りの2本も同様に切り分けました。
このとき、下のほうについている葉は、水の中に入りそうなので取り除きます。
普段から、花を飾るときは、花瓶の水の中に葉が入らないようにします。できるだけバクテリアが繁殖しない環境を作りましょう。
あとはリボンを巻いた花瓶に、3本分をどっさりと飾れば完成です。
花瓶と花のバランスは、だいたい1対1になるようにしました。デルフィニウムは花が縦についているので、とても華やかにみえますね!
デルフィニウムを3本以上飾るときに、この花瓶が活躍しそうです。