50歳の私。誕生月に血圧の薬をもらうために病院へ行った際、カルテを見た医師から「お誕生日おめでとうございます。アラフィフのど真ん中ですね」と言われました。昔だったら「もうそんな年か……」と気にしたかもしれませんが、今の私は「ジャストフィフティです」と返せるほど、あまり気にならなくなりました。そんな私には数年前から「これってもしかして更年期?」と思う症状が出始めたので、それについてお伝えします。
40代後半から手がしびれるように
2~3年前の春先のことでした。左腕がなんだか重いような気がするようになりました。でも、重たいものを最近続けて持ったからかな? 仕事で腕を使うことが多いから?と、私は調理員なので重い鍋など持ち上げることが多く、あまり気にしていなかったのです。
しかし、5月になっても若いころに経験した腱鞘炎のように痛んで、パソコンのキーボードを打つのもしんどくなってしまいました。次第に断続的に痛みが出るように。湿布やサポーターをして仕事をしていましたが、次第に左の薬指の先がしびれるという症状まで出てきてしまい、つらくなって近くの整形外科を受診しました。
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医師から診断されるも薬が効かず…
X線検査をしても特に異常なし。最終的には、首からあちこちに分岐している神経が痛んでいるのかもということで、肩から手先にかけてしびれや痛みがあったり力が入りにくくなったりする「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」と診断されました。内服薬と湿布を処方してもらって、しばらくリハビリに通うことになりました。
リハビリは3カ月間、なるべく間が空かないよう10日に一度の割合で通いましたが、痛みはあまり変わらず……。処方されたビタミン剤なども飲みましたが、これといって効き目を感じられませんでした。そのことを正直に話すと医師も頭を抱え、年齢も考慮した上で「あなた、お年ごろだからね」とひと言。「よし、今日はピッタリの薬を出しましょう」と漢方薬を処方されました。
「やったー、私、結構漢方好きなんだよね~。これで痛みやしびれから解放される」と思い、薬局で薬を受け取りました。しかし、薬局でもらった薬を見て、私は驚がくすることになるのです。