整形外科で処方されたのは「お年ごろ」の薬?



薬局から薬をもらい、見覚えのある漢方薬の包装を目にしたとき、「あれ? なんかこの薬、持っているかも」と思いました。家に帰って薬箱を開けてみて、「何これー!! 婦人科でもらった薬と一緒じゃん!」と思わず吹き出してしまいました。

「あー。お年ごろってそういうことだったのね……」。実はそのころ、私は更年期から来ると思われる肩凝りや首のこわばりを解消するため3カ月ごとに婦人科に通っていて、更年期症状の代表的な漢方薬「加味逍遥散(かみしょうようさん)」を処方されていました。「なんと! 整形外科でも同じ薬が処方されるなんて!」とびっくり。

整形外科の医師は男性です。おじいちゃん先生ですが、男の人から「更年期」だと思われるのはなんだかショックでした。婦人科でその話をすると、婦人科の先生にも笑われる始末。2つの病院から「もうあなた、それ更年期ですよ」と太鼓判を押されたような感じでしたが、更年期について調べるとそれもそのはず45歳から55歳が更年期といわれていて、50歳の私はまさに更年期ど真ん中だったのです。

婦人科で同じ薬を整形外科でもらったことを話すと、しばらくの間、薬の量を調整してくれました。ただ、「対症療法でいくしかないわねー」とのことで、結局は同じ薬を飲みつつ様子を見るしかないそうです。

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まとめ

婦人科の先生からは「更年期症状は人それぞれ。更年期症状がない人もいるし、ひどい人もいる。気長に付き合っていくのが一番」と言われました。私の手のしびれは血液検査もおこない、リウマチや甲状腺の病気がないかも調べましたが異常なし。

季節の変わり目に症状が出て、暑い季節になると落ち着いてくるので、今はのんびり付き合っていくしかないなと思っています。「なんてったってお年ごろですから」。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。

著者/まはろ(50歳)
東京都在住の主婦、調理員。栄養バランスばっちりの給食を作っている。高1女子と2人暮らし。