別々のタイミングで2度熟成をかける「二段熟成製法」によってじっくりと旨味を凝縮し、新しい食感と奥行きのある味を引き出しています。同じ材料・製法でありながら異なる2種の味わいを楽しめるバスクチーズケーキです。
今回ご紹介させていただくのは、「CACIORI(カシオリ) by Be-3」の「熟成バスクチーズケーキと非熟成の食べ比べセット」です。
スペインのバスク地方が発祥のバスクチーズケーキ。ここ数年日本でも大変人気で、専門店やお取り寄せできるお店が増えましたね。
その中でもカシオリのバスクチーズケーキは「熟成」というポイントにこだわりを重くおいているところや、はたまた「熟成したチーズケーキ」と「熟成していないチーズケーキ」を食べ比べできるセットだったりと、他にはないコンセプトがとても斬新で、すっかりお取り寄せ心をくすぐられてしまいました。
単品の熟成バスクチーズケーキだけでも十分にお取り寄せする価値がありますが、やはりせっかくなら食べ比べセットをお取り寄せして「熟成」と「非熟成」のバスクチーズの違いを楽しむのが私的にはおすすめです。
「熟成」と「非熟成」、どちらも成分や分量は全て同じで、焼き時間や焼成温度も変わりません。異なるのは熟成したかしていないか、だけです。
また熟成の方法ですが、1年で500回以上の試作を繰り返し、10度以下で熟成できる専用の機械を導入して成功した熟BASQUEでしか実現できないしかないやり方を採用しているそうです。
カシオリの公式サイトでは、「熟成」と「非熟成」の差を数値化してその旨みの強さや食感を比較しています。もはや、スイーツというか、化学の世界?!
実際「熟成」と「非熟成」のバスクチーズケーキを食べ比べしましたが、全く別のチーズケーキでした。
そして、誤解していけないのは、熟成してあるからいい、熟成していないからよくないという話ではないのです。それぞれに個性的で違ったおいしさを感じることができるんじゃないかなと私は思います。
「熟成」は、キレイな焼き色が特徴です。香ばしい香りとほんの少しの苦みを伴います。熟成されたチーズの奥行のある旨みとその香ばしさと少しの苦みがマッチし、芳醇な味わいに完成しています。食感はまったりこっとり、濃厚です。でも、口どけはいいです。
「非熟成」は、ミルクの優しい香りとフレッシュさを感じます。熟成されないことによって残ったものがあります。繊細な味わいです。ホロホロとした儚い食感もよく、さっぱりといただけます。
どちらもそれぞれに完成されたバランスのいい味わいで、甲乙つけがたいおいしさなんですよね。
そして、こちらのチーズケーキ温めてもおいしいんですよ。じゅわーんと溶けてクリーミーになります。「熟成」と「非熟成」、「冷」と「温」、いろんな顔を持つチーズケーキ。わくわくが止まらないすばらしいお取り寄せ体験ができました。