ほろ苦キャラメルとさつまいもの代表格「黄金千貫」の甘みが後を引く「一粒のケーキ」/るぅさんのおすすめお取り寄せ vol.57

「コガネセンガン」というお芋をご存じでしょうか。漢字で書くと「黄金千貫」となるこのお芋は、1966年に誕生し、私たちが思う“お芋らしい味と香り“を作り上げ、日本最大の栽培品種として半世紀以上君臨した絶対王者でもあります。...

「コガネセンガン」というお芋をご存じでしょうか。漢字で書くと「黄金千貫」となるこのお芋は、1966年に誕生し、私たちが思う“お芋らしい味と香り“を作り上げ、日本最大の栽培品種として半世紀以上君臨した絶対王者でもあります。

お芋に含まれるでんぷん量が多いのもコガネセンガンの特徴。お芋はでんぷん量が多いほどマルトース含有率が高く、マルトースは加熱することで麦芽糖に変化する物質ですから、でんぷん量が多いということは、甘味が強いということ。

あまりにも魅力的なのに、さほど知られていないのは、土壌の問題とお芋の特性によるもの。火山地帯のシラス台地を好むコガネセンガンは、南九州以外での栽培が難しく、他県ではほとんど作られていないそう。

また、コガネセンガンはとにかく鮮度が大事で、掘りたてが一番美味しいお芋。フレッシュであるほどホクホク感が楽しめる&掘りたてをどれだけ早く加工できるかが肝となり、産地でしか加工できないそう。

パティシエ自ら土を作ってお芋を作り、プティケーキも作ります

そんなお芋を自ら作って自ら加工し、私たちに最高の状態で届けてくれるのが、鹿児島県大隅半島にある「ハロー南風」さん。なんと、パティシエ自ら土を作って芋を作っているというから驚き!

こだわり抜いて作られたコガネセンガンのお菓子は、いずれもTVや雑誌で取り上げられる人気者ですが、私のお気に入りは、ほろ苦生キャラメルとほっこりなめらかなコガネセンガンが楽しめる「一粒のケーキ」。

※撮影用の商品はハロー南風さんからご厚意で送っていただきました。



一粒のケーキは、コガネセンガンのモンブランクリームをキャラメルで包んだプティケーキ。配送は冷凍。一粒ずつグラシンケースに入っているので、食べたい時に食べたい分だけ解凍できます。

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おすすめの解凍時間は冷凍庫から出して15分

公式のHPに“お勧めの食べ方は、冷凍庫から出して15分ほど自然解凍するお召し上がり方です”とありますが、私もこの食べ方が一番好き!

冷凍庫から出して15分ほど自然解凍すると、キャラメルがほんのりと溶け、ほろ苦さが口いっぱいに広がります。ほんのり溶けたキャラメルの質感はねっとり、私はうっとり。この濃厚さとビターな味わいは誰だってノックアウトです。



さらに、凍ったものは外側から溶けてゆきますから、お芋は周囲が溶けかけ、中心が少し凍った状態に。ひんやりと冷たくクリーミーな様はまるで溶けかけのアイスクリーム。ほろ苦キャラメルとお芋のなめらかな口あたり、この素晴らしいハーモニーを楽しめるのが冷凍庫から出して15分の自然解凍です。

また、冷凍庫から出して15分という時間は、アイスコーヒーを淹れるのにちょうどいい時間。フィルターをセットしてコーヒー粉を入れ、ゆっくりドリップ。氷の入ったグラスに注ぎ、いい感じに冷えるのがちょうど15分。

キンッキンに冷えたアイスコーヒーに、ほろ苦キャラメルとほっこりなめらかなお芋は相性抜群。これは是非とも一緒に召しあがっていただきたいです!



おすすめは15分の自然解凍ですが、それ以外の解凍時間がダメかと言われたら、そんなことはございません。

冷凍庫から出して2~3分ほどの自然解凍なら、カリっとしたキャラメルと、まんまアイスのお芋が口の中で溶ける様子が楽しめますし、冷凍庫から出して20~25分ほど自然解凍すれば、まったりしたキャラメルと、ほっこりしたお芋が待っています。つまり、どれも美味しい。

名前のとおり「一粒」ですのでサイズは小さめですが、直径3cm×高さ3cmという大きさは、ちょっとした時に食べやすいサイズ感。ほんの少しだけ甘いものが欲しい時にも、お茶うけにも!

なにより濃厚なので、一粒でも満足度が高く、まるでケーキを食べているかのよう。「一粒のケーキ」というネーミングがぴったりなプティケーキです。

一粒のケーキ/ハロー南風

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