“ひと夏のお遊び”でラブホ→交際した女性25歳、彼氏に「病みブログ」を書き散らされて…――大反響・仰天ニュース傑作選

夏は恋の季節、そこで過去5万本の記事より反響の大きかった夏のハプニング傑作選。驚きの第9位の記事はこちら!(初公開2022年8月9日 記事は取材時の状況) *  *  *

 夏になると開放的な気分になり、ワンナイトでついハジけてしまった……という体験をしたことがあるという人も少なくないのではないだろうか。しかし、軽い気持ちで手を出したばかりに面倒になってしまうこともある。

「ひと夏のお遊びのつもりが、相手がめちゃくちゃ“ヘラってる”男で……」

 こう話すのは、都内のキャバクラに勤務するレナさん(仮名・25歳)だ。

◆好みの男とラブホに行ったキャバ嬢の顛末

「3年前の夏に知り合いのバーでアルバイトしていたAくんという男の子に手を出しちゃったんです。そこのバーは元ホストのオーナーが経営していて、スタッフも元ホストとかチャラそうな男の子ばかりでした。当時、遊んでいた私はAくんと連絡先を交換して店に飲みに行くようになったんです」

 連絡先を交換したからといって「決して恋心はなかった」というレナさん。だが、そう思っていたのはレナさんだけだったようで……。

「水商売の世界ってタイプの子がいればすぐに手を出しちゃうのが普通なんですよね。何回か店に通って、Aくんのことを誘うチャンスを狙っていました。そんなある日、Aくんだけが出勤していて他にお客さんが全然来なかった日があったんです。これはチャンスだと思って営業終了まで店で待って、仕事終わりのAくんを飲みに誘ったんです」

 狙っていたAくんと飲んだ後にラブホに行き、目的を果たしたレナさん。しかし、事が済んで話しているとAくんからは意外な言葉が……。

◆ひと夏のお遊びのつもりが「付き合ってほしい」

「なんと、『付き合ってほしい』とAくんから言われたんです。こちら側としては遊びのつもりだったので耳を疑いましたね。話を聞くと、Aくんは元カノに相当ひどい振られ方をしたらしく女性不信に陥っていたんです。それを言われてしまっては、私としても遊びのつもりだったとはとても言い出せなくて、Aくんの告白を受け入れてしまいました」

 こっちは遊びのつもりでも相手が本気になってしまい付き合うことになる……男女逆ならありそうな話だが、レナさんは渋々受け入れるしかなかったという。だが、「実際に付き合ってみるとAくんのメンブレ(メンタルブレイク)度合いがヤバかったんです……」と語るレナさん。一体、何があったというのか。

◆過去の恋愛を引きずりまくり


「一緒にお酒を飲んでいても過去に女の子に裏切られた話ばかりするんですよね。しかも、泣くんですよ……。いくら、ひどい裏切り方をされたからってそこまで引きずらなくてもいいじゃないですか。でも、泣いているのを見ると放っておけないので『大丈夫だよ』と慰めていたんですが、正直言って面倒くさかったですね……」

 レナさんはどちらかというと竹を割ったようなさっぱりとした性格。そのため、Aくんの女々しい話についていけなかったという。

◆病みブログを書き散らす彼氏

 さらにレナさんをドン引きさせることは他にも。

「Aくんの店ではHPにスタッフ日記というものがあったんです。内容としては『今日は出勤しています』という営業的な内容ばかりでした。でもAくんは個人でブログを書いていて、そのリンク先を日記に貼っていたんです。興味本位で覗いてみると、今まで裏切られた過去の失恋話を小説のように書き綴っていたんですよね。ぶっちゃけ、気持ちワル!と思いましたね……」

 それを見てしまったレナさんはAくんと徐々に距離を取るようになったという。すると、Aさんは店の日記やSNSに病んだ投稿をするようになったという。

◆ついには自分との恋愛話まで…

「『彼女と連絡がとれなくて辛い』『ご飯が食べられなくなって5kgも痩せた』とかそういうことを書くようになったんです。さすがにもうこれ以上は付き合ってられないと思い、Aくんに別れを告げました。まぁ、勝手にAくんのことを遊んでいると思ってノリで手を出した私も悪いんですけれど、さすがに女々しすぎて無理でしたね……」

 その一件以来、水商売の男相手だろうと軽々しく手を出すことはしなくなったとレナさんはいう。水商売=チャラい、遊んでそうと思われがちだがAくんのように病んでいる男性も意外と多いのだ。

<取材・文/カワノアユミ>

【カワノアユミ】

東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano