動物がたわむれるプレイフルな「カルティエ」の新作ハイジュエリーコレクション“ナチュール ソヴァージュ”

希少な宝石の数々、クリエイティビティー、そして緻密(ちみつ)な職人技――。ハイジュエリーの世界には各メゾンのあらゆる要素が凝縮している。パリで6月にハイジュエラーが発表した、豪華な新作コレクションの数々を現地からお届けする。

カルティエの新作ハイジュエリーコレクション「ナチュール ソヴァージュ」には、動物たちが意外性をもって次々と登場した。予期せぬところから飛び出したり、グラフィカルな構造の中でたわむれたり、錯覚を引き起こすような光景の中に溶け込んだり。動物たちが軽やかに自然界を抜け出して、強い個性とモダンな魅力を備えた姿で生まれ変わった。それを可能にするのは、カルティエの比類なき表現力と明確なデザインにほかならない。幻想的な雰囲気が漂う、想像をかき立てるような作品がそろった。

KOAGA(コアガ)

これまでもカルティエのクリエイションにたびたび登場してきたシマウマが、高貴なネックレスとして落とし込まれた。オニキスのライン、ブリリアントカットとエメラルドカットのパヴェダイヤモンドのライン、あるいはオープンワーク(透かし細工)を交互に組み合わせて、しま模様をリズミカルに表現している。シマウマが口にくわえるのは、エメラルドカットのダイヤモンドと、6.25カラットのペアシェイプのルベライト。生命力と躍動感を感じる独創的な作品だ。


ネックレス(ホワイトゴールド、ダイヤモンド、オニキス、ルベライト)

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PANTHÈRE JAILLISSANTE(パンテール ジャイサント)

パンテールが今にも飛びかかりそうな姿で見る人を凝視する、斬新なブレスレットリングも創作された。野性的なエネルギーを備えたパンテールのしなやかさは、彫刻職人の技のたまもの。パンテールが守っているのは、8.63カラットのザンビア産エメラルドだ。

ブレスレットリング(ホワイトゴールド、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、オニキス)