婚活女子に結婚相手に求める収入を尋ねると、「年収500万円以上」と答える人は少なくありません。でも実際のところ、年収500万円以上の30代独身男性は思っているよりも少なく、高望みと言われるかもしれません。そこで今回は、30代男性で500万円以上稼ぐ人がどれくらいいるか、年収500万円だと手取りはどれくらいなのかについて解説します。これを読めば結婚観が変わるかも⁉

30~34歳男性で年収500万円以上はわずか2.8%。


お金
【画像出典元】「takasu – stock.adobe.com」

さっそく、国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」をみていきましょう。これによると男性の平均年収は、30~34歳で485万円、35~39歳で549万円となっています。でも、この数字だけを見て「500万円以上求めるのは普通」と思ってはいけません。

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、30~34歳で500万円以上稼いでいる男性は、わずか2.8%。35~39歳でも500万円以上稼ぐ人は、6.8%です。この数字は既婚者も含めたものなので、独身で500万円以上の年収がある人はさらに少ないということになります。なんだか婚活女子にとって、不安になってくる数字ですね。

(広告の後にも続きます)

年収500万円で手取りはどれくらい?


結婚とお金
【画像出典元】「Monster Ztudio – stock.adobe.com」

年収500万円と言っても、「賞与あり」と「賞与なし」では、毎月の手取りが大きく異なります。そこで、「賞与ありの場合」と「賞与なしの場合」に分けて説明します。

賞与ありの場合

公務員や会社員の賞与の多くは、夏・冬の2回。基本給2カ月分の賞与が年2回支給される場合の賞与は、夏・冬合わせて約125万円です。

500万円-125万円=375万円
375万円÷12カ月=31.25万円

約31万円が1カ月の額面給与で、そこから社会保険料、税金などが2割ほど引かれ、手取り額は約25万円です。

賞与なしの場合

給与所得が500万円の場合…

500万円÷12カ月=41.66万円

約42万円が1カ月の額面給与で、社会保険料、税金などが引かれ、手取り額は約33万円となります。