夏バテにはいつもと違った調味料を
夏と言えば! アジア料理もいいですよね。でも、カレーも魅力的だし、お蕎麦も捨てがたい。んー、悩ましい。夏バテで食欲が落ちるなんて、食いしん坊の私からしたら夢のまた夢。だって夏は野菜も果物も美味しい季節!
夏バテで食欲がない……なんて時には、いつもと違ったハーブやスパイス、調味料を使っての料理はいかがでしょう? 私は中華街に行くと、食材屋さんを巡り、食べたことのない調味料を購入したりします。ジャケ買いなこともあるし、成分で選ぶこともあります。
つい先日は、「藤椒油(タンジャオユ)」というものを初めて買ってみました。
生の青山椒を低温の菜種油でじっくりと煮詰めて、油に香りを移したもの。これ、すんごいっオススメです。興味があればぜひ。
「藤椒油(タンジャオユ)」 オリーブ油のような鮮やかなグリーンが綺麗で、乾燥青山椒よりも香りがすごい!
世の中って広くて、知らない調味料や食べ物がまだまだ沢山。初めての香りに五感が驚き喜び、夏バテなんて忘れてしまうかも。だって夏だもの! ひと夏の失敗など恐れず、大胆に新しいことに挑戦してみましょう。いつもの自分の味からの、脱却! そんなわけで、今回使ってみてほしいのが、中華料理に使われる「ホイシンソース」です。
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スパイシーな甘味がくせになる「ホイシンソース」
「海鮮醬/ハイセンジャン/Hoisin Sauce」などいくつかの名前で呼ばれています。
ホイシンソースとは甜麺醤(テンメンジャン)に似た調味料、広東風甘味噌です。ねっとりこってり。黒くて甘いタレで、「回鍋肉」に使われる定番調味料です。諸外国では甜麺醤よりも、ホイシンソースのほうがポピュラー。スパイシーな甘味が特徴です。
海鮮と書きますが、海の幸が原材料に入っているわけではございません。どうやら海鮮に合うタレ、みたいなニュアンスのようです。私的にはお肉との相性が抜群。焼豚や回鍋肉、蒸し鶏のソースにも使えて、とっても便利。
バーベキューソースとも書かれています。お肉と合わせると最高!
甜麺醤に似ていますが、ホイシンソースのほうが、さらにこってりあまく濃厚で奥深い味。テクスチャーはホイシンソースの方が柔らかく、炒め物の際には焦げにくく、使いやすいです。もちろん甜麺醤でも代用は可。絶対にホイシンソースじゃなきゃダメ! とは言いません。心地よく生きていくには、適当さと応用力が不可欠。でも、ホイシンソースだと、さらに美味しい。そんな感じです。
ネットでなんでもすぐに買える時代ですから、ご興味あればぜひ。中華街の食材屋さんに行けば、どこの店でも必ず置いてあるでしょう。