一般的に4人世帯で月に平均で約1万円かかるといわれている電気代。あなたの家庭の電気代はもっと高いのではありませんか?使っている電気の節約を意識しても電気代があまり変わらないのなら、電気代が高い原因は、基本的に電気代がかかる家電製品を使っている可能性が・・・心当たりありませんか?

毎月の電気代が平均して高い原因は、家の中にあるTVやエアコン、洗濯機、乾燥機、電子レンジなど利用している家電はさまざま。家の中にある家電を探ると意外な事実が見えてきます。

電気を一番消費している家電…電気代が高い原因は10年前に買った冷蔵庫


冷蔵庫を開ける手
出典元:「photo-AC」

電気代を節約したいときにいちばん効果的なのが、「古い冷蔵庫の買い替え」だといわれています。実は冷蔵庫は最も消費電力量が多い家電。最新型冷蔵庫は10年前のモデルと比較すると、電気代がなんと年間約1万円程度安くなるのだとか。

冷蔵庫は、壊れない限りもったいなくて簡単には買い替えないもの。10年どころかもっと長く使用している家庭も多いと思います。でも考えてみてください。年間1万円を節約できれば、その後10年分の金額で新型の冷蔵庫の費用がまかなえるかもしれません。1年の型落ちを狙えば、大容量の人気モデルだって夢じゃありません。

ご存じのように家電の進化はめざましく、どんどんエコになり素晴らしい機能が追加されています。最新の冷蔵庫を使ってみると、きっとその便利さ快適さに驚くことでしょう。大きくて機能的な冷蔵庫があれば、まとめ買いができ食費の軽減にも繋がるかもしれません。もちろん電気代が体感的にぐっと安くなることでも驚きがあるはずです。

しかし、買い替えて本当に電気代が安くなるんだろうか?と半信半疑の方も多いかもしれませんね。実は2006年と2015年に、冷蔵庫の「年間消費電力量」の測定方法が変更になったため、単純にカタログの数字だけでは古い冷蔵庫との電気代の比較が難しいのです。

そこでオススメなのが、環境省が提供しているシミュレーションサイト「しんきゅうさん」。消費電力量の多い家電製品の年式や型番から、測定方法変更を反映した電気代の比較ができるようになっています。かんたんな比較だけでなく、冷蔵庫の場合なら壁とのすき間や庫内の詰め込み具合などを考慮した「しっかり比較」や、電気代の順番も一目瞭然の「省エネランキング」など、便利でおもしろい機能が満載。しかもスマホのアプリを使えば、店舗に置かれている製品の「統一省エネルギーラベル」を撮影するだけで比較することもできるという優れもの。ぜひチェックしてみてください!

しんきゅうさん