ピロリ菌に感染していない人の胃がん予防法

ピロリ菌に感染していない場合は、胃がんになる可能性は低く、必ずしも定期的に内視鏡検査を受けなくても構いません。ただし胃の不調があれば、胃潰瘍など他の病気の可能性もあるので、その都度医師と相談して必要があれば内視鏡で胃の状態を見てもらいましょう。

また内視鏡検査は胃だけでなく、食道や十二指腸の状態も観察します。まだ受けたことのない場合は一度は専門医のもとでしっかり見てもらうと安心です。

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まとめ

胃がんの予防は、①ピロリ菌検査②ピロリ菌に感染していた場合は除菌③除菌後は定期的に内視鏡検査を受ける……の3段階が最も効率的だと福田先生は言います。ピロリ菌の抗体検査は人間ドッグのオプションなどでも受けられるそうです。ピロリ菌検査をしたいけれど、内視鏡検査は抵抗がある……という人は、まず負担の少ない抗体検査を検討してみてはいかがでしょうか。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

取材・文/中澤夕美恵(51歳)
出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。2年前からスポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むもののほぼ減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。

著者/監修/福田頌子 先生
あさひの森内科消化器クリニック院長。医学博士。消化器病専門医、消化器内視鏡専門医。消化器疾患や生活習慣病などの内科疾患まで幅広く診療。検診ドック、腸内細菌外来やダイエット外来などもおこない、病気を治療するだけでなく未然に防ぐ予防医学にも力を注ぐ。