夏は「冷房にかかる電気料金が心配…」という方も多いでしょう。そこで今一度、考えてみたいのが太陽光発電です。2024年の今から導入してもメリットはあるのでしょうか?今回は太陽光発電の設置費用や、何年で回収できるのかなどを探っていきます。電気料金の値上がりが気になる人、必読です!
電気料金の内訳は?
内訳表
【画像出典元】「経済産業省資源エネルギー庁公式HP」
電気料金の内訳は以下の3つ。この合計が月々の電気代として請求されています。
・基本料金
・電力量料金
・再生可能エネルギー発電促進賦課金(以下、再エネ賦課金)
基本料金、電力量料金は、知っている方も多いでしょう。毎月固定で支払うのが基本料金、使った電気の量に合わせ支払うのが電力量料金です。
再エネ賦課金とは、電力会社が再生可能エネルギーの買取りに使った料金の一部を契約者が負担する料金です。2024年度は電気使用量260kWh(一般的な家庭の使用量)の場合、1カ月当たり907円です。
次に、太陽光発電を導入するとどうなるのかを見てみましょう。
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太陽光発電ってどんな仕組み?
太陽光発電は、太陽光のエネルギーを使って発電することをいいます。家庭では屋根やカーポートなどに太陽光パネルを取り付けて、発電した電気を自宅で使ったり、電力会社に売ったりすることで電気代を減らすことができます。
固定買取価格制度「FIT制度」とは?
調達価格の表
【画像出典元】「経済産業省『令和6年度以降(2024年度以降)の調達価格等について』pdf」
「FIT制度」とは、太陽光など再生可能エネルギーで作った電気を、10年など固定価格で買い取ることを国が保証する制度です。2024年度の太陽光発電の売電価格は、10kW未満(家庭用)の場合で1kWhあたり16円です。