健康的な食事をするには?アメリカ糖尿病学会が勧めるプレート法について解説します!

まとめ

  • 糖尿病や高血圧症などの病気のある方は、病院で管理栄養士から栄養指導を受けることができます。
  • 日本の食事バランスガイドでは、食事量の目安などが詳しく書かれています。
  • 海外のもので簡単でわかりやすい方法としては、1枚のお皿に食品を載せるプレート法があります。

この記事を書いた医師の名前

大坂 貴史

Takafumi Osaka

医師 / 糖尿病専門医 / 医学博士

『糖尿病で不幸になる人を少しでも減らす』ために Twitter、YouTube、ニュースレターで医学情報を発信しています。趣味は料理とワイン。合氣道、居合道、弓道、有段者です。健康は筋肉!

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健康的な食事をとれていますか?

健康のために食は大切と理解していても、具体的にどうしたら良いのかわからない・難しそうと感じる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

令和元年に行われた国民健康栄養調査でも、「あなたの健康な食習慣の妨げとなっていることは何ですか。」という質問に対して、25.3% の人が「面倒くさいこと」と回答している現状があります (参考文献 1) 。

すでに糖尿病や高血圧症などの病気がある方は、保険診療で栄養指導を受けることができます。具体的には、病院を受診して医師の診断を受けたあと、栄養士から栄養指導を受けることができ、費用は3割負担で1,000円弱です。これにより、今の自分にあった適切な治療方法を詳しく知ることができます。

しかしこの栄養指導は、糖尿病や高血圧など何らかの病気がある方や、食べる力が落ちてしまった方、低栄養状態にある方しか受けることができません。現時点では、「健康だけど将来の病気を予防したい!」と思っても保険診療で栄養指導を受けることはできないのです (参考文献 2) 。